米国プレミアムユーザー向け「X Money」が解禁
ソーシャルメディアプラットフォーム「X」は、米国の有料会員(プレミアムおよびプレミアムプラス)を対象に、新たな総合金融サービス「X Money」の提供を正式に開始した。
Your money, on the world’s most powerful network
Money is rolling out to U.S. Premium and Premium+ subscribers starting today pic.twitter.com/2c1UMkB4Kn
— X Money (@XMoney) July 27, 2026
世界で最も強力なネットワークで運用される Moneyは、本日より米国のプレミアムおよびプレミアムプラス加入者向けに順次展開されます。
オーナーのイーロン・マスク(Elon Musk)氏が目指す「スーパーアプリ構想」の中核をなす取り組みであり、SNS上に本格的な銀行ツールと決済機能を直接統合した画期的な展開として注目を集めている。
X Moneyは、ユーザーの資金管理をアプリ内で完結させる多彩な金融機能を提供する。大きな魅力の一つが、通常4%、特定条件の直接入金で引き上げが、年利最大6%という高金利の利息付き預金口座となっている点だ。さらに、連携するデビットカード「X Card」を利用し、対象の買い物をすると3%のキャッシュバックを受けることも可能だ。
そのほか、給与などの直接入金を最大2日早く受け取れる機能や、電信送金、小切手、無料でのATM引き出し、専用カスタマーサポートなど、従来の個人向け銀行口座に匹敵する利便性を備えている。
無料のP2P決済と堅牢なセキュリティ
プラットフォーム内では、Xユーザー同士で手数料なしで即時に資金を移動できるP2P(ピアツーピア)決済が可能になった。
セキュリティ面も厳重に設計されており、パスキーによる口座認証をはじめ、個別での取引限度額設定や追加承認要件のカスタマイズに対応。また、決済ネットワークを提供するVisaの最新技術により、カード取引におけるリスク管理や不正防止機能が担保されている。
クロスリバー銀行との連携と安心の預金保護
X Payments自体は独立した銀行ではないが、基盤となる金融インフラおよび決済ネットワークには、金融テクノロジーに強いテック特化型銀行のクロスリバー銀行(Cross River Bank)がパートナーとして参画している。
利用者の預金は、提携する保険対象銀行へ自動的に分散預入されるキャッシュスイーププログラム(※1)を通じて管理される。これにより、通常のFDIC(連邦預金保険公社)による25万ドル(約4,000万円)の保護に加え、プログラム適用対象顧客は最大1,000万ドル(約16億円)までの大規模な預金保護を受けることが可能だ。
口座や企業に残った余剰資金(現金や未投資の残高)を、あらかじめ決めたルールに沿って自動的に安全な銀行や利息のつく商品へ移動させる仕組み
暗号資産の対応と今後の展望
マスク氏は過去にドージコイン(Dogecoin/DOGE)をはじめとする暗号資産の決済利用を示唆していたが、現時点でのX Moneyは米ドルを中心とした法定通貨ベースで運用されている。現段階でビットコイン(Bitcoin/BTC)や独自トークンなどの直接的な決済統合は発表されていない。
コミュニケーション機能と日常の金融サービスを統合したX Moneyは、米国での先行提供を皮切りに、金融プラットフォームとしての存在感を今後さらに強めていくとみられている。
























