Kraken、米国在住の適格トレーダー向けCFTC規制対象の暗号資産無期限先物取引を開始

Krakenが米国向けの暗号資産無期限先物取引を開始

Kraken(クラーケン)は、CFTC(米国商品先物取引委員会)の規制を受けたプラットフォームを通じて、米国在住の適格顧客向けに無期限先物取引を開始した事が明らかになった。

Krakenは2026年6月15日(月曜日)、新たに買収したBitnomial(ビットノミアル)プラットフォームを通じ、Kraken Proにおいて、対象となる米国トレーダー向けにCFTC規制対象の暗号資産無期限先物取引を開始したと発表。これにより、世界で最も取引量の多い暗号資産デリバティブ商品が、米国規制当局の監督下に置かれるのは初めてとなる。

これらの契約は、Krakenの親会社であるPayward(ペイワード)が今年初めに買収した、CFTCのライセンスを持つ取引所、清算機関、およびブローカーであるBitnomialに上場されている。

PaywardとKrakenの共同CEO(最高経営責任者)であるアルジュン・セティ(Arjun Sethi)氏は、このサービス提供を運用効率の向上という観点から次のように説明している。

本格的なトレーダーにとって、取引所ビジネスが最も役立つのは、すべての取引を1カ所に集約することです。現物取引、証拠金取引、先物取引、そして今回新たに加わった無期限先物取引はすべてKrakenの同一口座で取引でき、無期限先物取引と先物取引は同じ担保で裏付けられているため、資金が複数の取引所に分散されることはありません。


Krakenの無期限先物取引とは

無期限先物は、満期日のない原資産価格に連動する商品であり、通常の先物契約とは異なり、ポジションのロールオーバーは不要で、証拠金要件を満たしている限り保有し続けられる。この仕組みにより、トレーダーは、保管していない資産に対して、買いポジションまたは売りポジションで持続的なレバレッジ効果を得ることができる。

契約価格を現物市場に連動させるため、Krakenの無期限先物取引では8時間ごとのファンディングレートメカニズムが採用。毎日午前3時、午前11時(中部標準時)、午後7時、に買いポジションと売りポジションの保有者がファンディングレートの支払いが行われる。また、無期限先物価格が現物価格を上回っている場合は買いポジションが売りポジションに支払い、下回っている場合は売りポジションが買いポジションに支払う、と同社は説明している。

Krakenのグローバルデリバティブ責任者であるジョン・パーマー(John Palmer)氏は、これまでトレーダーは無期限先物などのポジションを複数の取引所で管理する必要があったため、運用上の課題に直面していたと述べている。同氏によると、Krakenの新システムでは、顧客は単一のアカウントと単一の取引相手を通じて両方のポジションにアクセスできる。

Krakenのサービス開始は、競合取引所Coinbase(コインベース)が米国ユーザー向けにグローバルな暗号資産無期限先物流動性へのアクセスを提供する認可を取得したと発表した数日後の発表だ。

 

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