ビットコイン(BTC)などが暴落するが、仮想通貨市場には450億ドルが追加される
ビットコインをはじめとする仮想通貨市場はBITMAIN(ビットメイン)社のビットコインキャッシュ(BCH)の開発チームの解雇報道によって大きな暴落を引き起こしている。しかし、仮想通貨市場には悲観的なニュースばかりではない。
仮想通貨全体の総額は5.2%増の1420ドルに達し、1週間前よりも約400ドル増加。ビットコイン(BTC)に関しては上昇率30%以上を記録し、24時間では5.4%回復をみせた。さらに23日時点ではおよそ4,200ドルで取引されている。
そしてビットコイン(BTC)の注目すべき点はこれだけではない。ビットコインは12月15日からの上昇に伴い仮想通貨市場へと約450億ドル(約5兆円)もの資金が流入しているのだ。
引用元:ニュースサイトCCN.com
これは今後の仮想通貨市場への大きな期待と、仮想通貨市場で2019年第一四半期予定されているビットコインを中心としたファンダメンタルが要因であると考えられている。
ビットコインへの期待感
ビットコイン(BTC)に対して大きな期待を寄せる投資家た著名人は多くの予想などの発言を発表している。
年間で世界トップの仮想通貨取引量を誇る取引所Binance(バイナンス)のCEOZhaoChanpeng(CZ)氏はブルームバーグのインタビューにて「仮想通貨のプロジェクトは今後も発展を続け、主流の採用を促進するだろう。様々なブロックチェーンでdAppsを開発することが、DLTとデジタル通貨の急速な普及にとって重要な要素となる可能性がある。この産業は実際にアプリケーションを構築する人々によって成長するだろう。」と発言している。
この発言の背景には、「仮想通貨の将来については確信がある」という確信的な考えとして捉えていいだろう。
さらに、米国のFundstratの創設者であるトム・リー氏もブルームバーグのインタビューにて「ビットコイン(BTC)の適正価格(Fair Value)は現在のビットコインの価格よりかなり高い。」と発言。依然としてビットコインに対する強気な考えを示しているのだ。
しかし、実際のビットコインをはじめとする仮想通貨市場は2018年始めから80%近い下落率を記録し、「冬」の季節へと突入しているのが現実だ。
これについて米国仮想通貨取引所Gemini(ジェミニ)を運営するウィンクルボス兄弟は「仮想通貨の冬を恐れることはない。仮想通貨市場の冬では私たちは家に引きこもる。それは私たちに内部的に構築する時間を与え、息を呑むように我々を洗練させるものです」と発言し、仮想通貨市場の「冬」が過ぎ去ることを待ち続けいる。