バイナンス、規制のハードルを乗り越えて10カ月ぶりにマスターカードによる仮想通貨決済を復活

バイナンスが10カ月ぶりにマスターカードによる仮想通貨決済を復活

バイナンス(Binance)は、顧客がVisaとMastercardを使って仮想通貨を購入できるオプションを再開した事がわかった。

日本語訳:
仮想通貨が簡単になり、簡単に購入および販売できます。
銀行振込にはMastercard、Visa、SEPAをご利用いただき、スムーズな取引をお楽しみください。

2024年6月6日(木曜日)のXへの投稿によると、同取引所は「スムーズな取引」を確保するため、Visa、Mastercard、SEPA送金を使った銀行振込による仮想通貨の購入を再開したとのこと。ユーザーは、バイナンスのプラットフォームでVisaとMastercardを使って仮想通貨を購入できるようになり、1回の購入限度額はユーロ建て取引の場合は最大5,000ユーロ(約85万円)、米ドル建て購入の場合は最大20,000ドル(約311万円)となっている。

今回のサービスの再開は、同社が2023年末にEEA(欧州経済領域)でのVisaデビットカードサービスを停止した後に行われている。バイナンスのVisaデビットカードにより、ユーザーはバイナンスアカウントの仮想通貨を現地通貨に両替でき、店舗やオンラインでの購入の支払いに仮想通貨を使えるようになった。バイナンスのビザカードサービスの終了は、決済処理業者のペイセーフが2023年に同取引所のサポートを停止して以来1カ月間利用できなかったユーロの入出金を同取引所が再開した後に発表されている。また、同年9月までに、マスターカードもアルゼンチン、ブラジル、コロンビア、バーレーンでのバイナンスとの提携を終了した。

規制圧力の中での新展開

これらの展開は、米国当局によるバイナンスへの規制圧力の中で起こった。2023年6月、SEC(米国証券取引委員会)は、同取引所が顧客の資金を不正流用し、未登録の証券提供をしたとして、バイナンスに対して13件を告訴。

その3カ月前には、CFTC(商品先物取引委員)が、同委員会への登録を怠り、多くのガイドラインに違反したとしてバイナンスを訴えている。

規制上の課題にもかかわらず、バイナンスのプラットフォームでビザとマスターカードによる仮想通貨の購入が再開されたことは、同取引所がサービスを維持し、顧客に仮想通貨を購入するための便利なオプションを提供しようとしていることを示している。

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