現実世界イベントを対象にした新市場を公開
Hyperliquid(ハイパーリキッド)は、現実世界の出来事に連動した予測市場機能を導入した。
HIP-4 update. This one is big.
Hyperliquid just removed the need for external oracles on prediction markets. The validator set itself is now the oracle.
The same 24 validators that sign blocks every 70ms, secure $3B+ in deposits, and vote bridge withdrawals now deploy and… pic.twitter.com/RepBMhbBYS
— Yaugourt.hl (@Yaugourt) May 25, 2026
HIP-4 アップデート。これは大きなものです。Hyperliquid は予測マーケットの外部オラクルの必要性をなくしました。バリデータセット自体がオラクルになりました。70 ミリ秒…
初の市場としてCPI(米国消費者物価指数)関連イベントを公開し、予測市場分野へ本格参入している。新機能では、外部オラクルへの依存を抑えながら、Hyperliquidのコアプロトコル内で経済指標やニュースイベントなどを直接取引できる点が特徴となる。
今回の予測市場は、HIP-4アップグレードを基盤として実装された。Hyperliquidは、外部オラクルサービスを介さず、バリデータが市場決済を担う独自モデルを採用している。同社によると、バリデータは通常のチェーン運用の一環として稼働する自動ニュースフィードソフトウェアを通じ、市場情報を公開する。その後、市場ルールの明確性や結果の正確性、市場品質などを基準として、市場導入や決済方法について投票を行う。Hyperliquidの開発者Yaugourt氏は、「バリデータセット自体がオラクルになる」と説明した。
この仕組みにより、現実世界イベントの決済をチェーンのネイティブ機能として処理できるようになる。従来の予測市場では、Polymarket(ポリマーケット)のように外部オラクルや別レイヤーの紛争解決機構へ依存するケースが一般的だった。一方、Hyperliquidではネットワークの安全性を担うバリデータが、そのまま市場決済にも関与する構造となっている。
また、契約は完全担保型となっており、米ドルに連動したHyperliquidのネイティブステーブルコインUSDHによって裏付けられる。固定レンジ内で決済されるため、レバレッジや清算は発生しない設計となっている。一部アナリストからは、物議を醸すイベント時にガバナンスや決済判断を巡る議論が生じる可能性も指摘されている。
HYPEは上昇基調維持 市場拡大への期待高まる
Hyperliquidは2026年5月25日(月曜日)、初のオフチェーンイベント市場「5月のCPI前年比」を公開した。
この市場では、5月の米CPI上昇率が特定の基準値を下回るかどうかが取引対象となっており、公開後には1万ドルを超える取引高を記録している。今回の取り組みは、永久先物取引を中心としてきたHyperliquidが、インフレ指標や選挙、中央銀行の政策決定など、現実世界の出来事を対象とした市場へ領域を広げる動きとして注目されている。
予測市場のローンチ後、Hyperliquidのネイティブトークン「HYPE」は時価総額上位10位圏内に浮上し、ドージコイン(Dogecoin/DOGE)に迫る水準となった。価格は一時60ドル(約9,570円)付近で推移し、過去1週間で36%以上、過去30日間で50%以上も上昇している。
また、Hyperliquidでは予測市場ポジションと永久先物ポジションを同一アカウント内で共有担保によって運用できる。これにより、異なる市場を横断した取引戦略への活用も期待されている。シンクラシー・キャピタルの投資家であるサニー・シー氏は、「熟練したトレーダーはポートフォリオ・マージンを活用し、異なる市場タイプからアルファを生み出せる可能性がある」と述べている。
























