CoinDCXは1億3500万ドルを調達し、評価は21.5億ドルに

CoinDCX がシリーズDで資金調達に成功

インドの仮想通貨取引所であるCoinDCXは19日、シリーズD(※1)で1億3,500万ドル(約173億円)の資金調達ラウンドを行ったことで同社評価額は、2021年8月の11億ドル(約1,412億円)から21億5000万ドル(約2,760億円)に増加したことが明らかになった。

(※1)シリーズDとは…
ベンチャーキャピタル会社によって資金提供される資金提供4回目の事で、より多くの企業が、株式公開前に価値を高めるためにシリーズDラウンドによって資金調達をする事を言う。

日本語訳:
CoinDCXが最新のシリーズD資金調達ラウンドで、1億3,500万ドル以上を調達したことを共有することに興奮しています。(今回の資金調達は)仮想通貨をすべてのインド人が利用できるようにするという私たちの夢に近づくもう1つのステップです。

今回のシリーズDの資金調達によって、ムンバイに拠点を置くCoinDCXは現在、インドで最も価値の高い仮想通貨企業となり、CoinDCXの共同創業者兼CEO(最高経営責任者)であるスミト・グプタ(Sumit Gupta)氏は、Twitterでこのニュースを発表した。

安全かつセキュアなプラットフォームを目指すCoinDCX

CoinDCXは、調達した資金を製品提供の拡大、人材の増加、コンプライアンス問題への注力に投資する予定であり、現在約400人を雇用しているが、年末までに1、000人に増やす予定とのこと。

さらに、顧客のためにプラットフォームをより安全かつセキュア(※安全、安心、頑丈、堅牢)にすることを目的に、仮想通貨ネイティブの取引監視およびマーケットインテグリティ企業であるSolidus Labsと提携している。

今回の資金調達シリーズDでは、SteadviewPanteraを筆頭に、DraperDragon、Kingsway、Republic、Kindred Venturesなどが参加したほか、既存の投資家であるB CapitalCoinbase Venturesなども加わったとのこと。

CoinDCXは1,000万人以上のユーザーを持つインドの仮想通貨取引所であり、デジタル資産の購入、信用取引、ステーキングを提供しており、グプタCEOは次のように語っている。

デジタルファーストの経済という共通のビジョンを持つ私たちは、このラウンドを、CoinDCXが長年にわたってエコシステムのために行ってきた素晴らしい仕事と、将来の計画に対する強い支持として見ています。

同氏は、インドにおける仮想通貨採用を加速させるため、規制当局、業界、ユーザーの間でより大きな理解と信頼を築く役割をCoinDCXがになっていると考えている。一方で、2021年11月にニーラジ・カンデルワル(Neeraj Khandelwal)共同創業者兼CTO(Chief Technical Officer=最高技術責任者)は、CoinDCXができるだけ早く株式公開する計画を持っていることを明らかにしている。