CoinMarketCapに上場されているコインの60%近くが2023年に消滅していた

CoinMarketCapに上場されたコインの60%近くが2023年に消滅

AlphaQuest(アルファクエスト)とStorible(ストーリブル)による共同最新調査報告書によると、調査された12,343件の仮想通貨プロジェクトのうち、8,850件以上が過去1年間で消滅している事が新たに判明した。

AlphaQuest より画像引用

AlphaQuestがまとめた最新データによると、最近まで市場を悩まし続けていた“仮想通貨の冬”により、CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)に上場されている仮想通貨の半分以上が消滅。これは新たな上昇に先立って市場が自浄作用していると予想されている。同データによると、2023年は2020年から2023年のサイクルの中で最も厳しい年であり、この期間にコインの60%近くがボロボロに。

コインが消滅した背景

消滅したコインのうち、90%以上の失効コインは流動性の低さと取引量の減少に関連した問題により終焉を迎え、投資家の関心の薄れを示している事が分かった。

これらのプロジェクトの半数以上がウェブサイトの更新を停止し、47.6%がCoinMarketCapから上場廃止となっている。さらに、廃止されたコインの 35% をわずかに超えるものは、ソーシャルメディア上のすべてのアカウントで完全な非アクティブ状態を示しており、AlphaQuest社は次のように述べている。

ソーシャルメディアの活動を分析することで、投資家は仮想通貨の世界で常に最新の情報を入手し、注意を払うことができます。

さらに、今回の調査は厳粛な現実を強調しており、2020年から2021年の強気相場の間に誕生した仮想通貨プロジェクトの70%以上にあたる4,834件が消滅。FTX仮想通貨取引所が破産を申請した直後には、30%以上ものプロジェクトが活動停止になっている。AlphaQuestは、これらの失敗したベンチャー企業の大部分にあたる75%は、ビデオと音楽セクターに焦点を当てたプロジェクトであったとのこと。さらに75%は弱気市場の猛攻の中で低迷した資産担保ステーブルコインで構成されていると指摘している。