ロビンフッドが英国の暗号アプリZigluの買収契約を締結

RobinhoodがZiglu を買収

米国ナスダック上場の取引プラットフォームであるRobinhood(ロビンフッド)は4月19日(火曜日)、ロンドンに拠点を置くフィンテックアプリであるZiglu買収合意を発表した事が分かった。

CNBCの報告によると、米国を拠点とする人気トレーディングプラットフォームRobinhoodは、仮想通貨企業Zigluを買収する契約を締結したとのこと。Zigluは2014年に設立された個人投資家向けの仮想通貨プラットフォームであり、ユーザーはZigluの商品を通じて利回りを獲得できるほか、手数料なしで世界中に送金することができるなどの特徴を持っている。また、Zigluは英国のFCA(Financial Conduct Authority=英国金融行動監視機構)に登録された数少ない仮想通貨会社の一つであり、株式クラウドファンディング・プラットフォームのSeedrsを通じて、個人投資家から1,340万ポンド(約22億円)の調達に成功している。

新時代へ向けた事業展開による買収合意

RobinhoodによるZigluの具体的な買収条件は明らかにされておらず、この取引は規制当局の承認とその他の慣習的な完了条件待ちとなっており、Zigluのマーク・ヒップパーソ(Mark Hipperson)創設者兼CEO(最高経営責任者)は次のように語っている。

ZigluとRobinhoodは、新世代の投資家のための参入障壁を減らすという共通の目標を共有しており、われわれは一緒にその使命を追求することに興奮しています。Robinhoodの一部として、私たちはRobinhoodのヨーロッパ全域での拡大を加速し、より多くの顧客に仮想通貨とその利点へのより良いアクセスをもたらすでしょう。

また、Robinhoodは最新ブログで次のように述べている。

Robinhoodと同様に、Zigluはデジタルマネーの新時代が多くの機会をもたらすと信じており、Zigluはそれらの機会を誰もが利用できるようにするという信念を持っています。そのため、彼らの有能なチームと技術は、英国と欧州全域の両方で、当社の国際的な拡大を加速させるのに役立つでしょう。

実際、今回の買収は2年前に計画されており、世界中の顧客にサービスを提供するという目的を達成するための重要なステップであると考えられている。というのも、Robinhoodは2022年1月に、プラットフォームを国際的に立ち上げる計画を発表しており、仮想通貨経済の巨大な可能性を信じ、世界中の顧客にサービスを提供する計画を明らかにしている。

さらにRobinhoodは最近、200万人以上の顧客に仮想通貨ウォレットをロールアウトしており、ウォレットは現在、ビットコイン(Bitcoin/BTC)をはじめとする複数の仮想通貨銘柄をサポートしている。