モルディブ、経済活性化を目指し投資誘致に90億ドル規模のビットコインハブを建設へ

モルディブがビットコインハブを建設へ

モルディブ政府が90億ドル(約1.28兆円)近くの資金を投じる5か年計画の新たなプロジェクトを発表した。

日本語訳:
破産した島が仮想通貨に88億ドルを賭けた。
これによって彼らを救うことも、滅ぼすこともできる。
モルディブの仮想通貨ハブの背後にある大胆な計画

モルディブ政府は、ドバイに本拠を構えるファミリーオフィスMBS Global Investments(MBSグローバル・インベストメンツ)と、モルディブの首都マレに90億ドル規模の仮想通貨・ブロックチェーンハブを開発する契約を締結モルディブのムーサ・ザミール(Moosa Zameer)財務大臣によると、この90億ドル規模のビットコイン(Bitcoin/BTC)仮想通貨ハブは、「ブロックチェーンとデジタル資産のための金融フリーゾーン」となることを目指しているという。

政府関係者は、今回の措置により、モルディブへの外国投資を誘致し、収入源を多様化し、債務を軽減できることを期待している。メディアの報道によると、2025年5月4日(日曜日)に締結された今契約は、ブロックチェーンとWeb3技術への外国直接投資を誘致することで、モルディブが観光業と漁業への依存から脱却することを目指している。

モルディブのビットコインハブに何が期待できるか

このプロジェクトは、83万平方メートルの敷地面積を誇るモルディブ国際金融センターの計画を概説するもので、最大1万6,000人の雇用を創出するとされている。

プロジェクト完成には5年程度かかると見込まれており、この野心的な開発に必要な資本は、モルディブのGDP(年間国内総生産)70億ドル(約1兆円)を超える。モルディブが金融テクノロジーのグローバルセンターとなるという野心は、ドバイ、シンガポール、香港といった、十分な資本を有する既存の管轄区域と競合しなければならないという高い障壁が立ちはだかっている。

モルディブの野心的なビットコインハブ計画に加え、アジアではシンガポールと香港も仮想通貨ハブとして台頭しており、これらの国は企業レベルで規制を適用し、仮想通貨関連企業の進出を促している。具体例として…、香港は西側諸国と中国の仮想通貨企業をつなぐ橋渡し役を果たしているが、これは、中国本土で仮想通貨による決済が依然として禁止されているためである。

フィナンシャル・タイムズによって“資金難”と評価されているモルディブは、収入の大部分を漁業や観光関連事業の設立で得ている。90億ドルの投資は、UAEのドバイにあり、カタール王族と関係のあるファミリーオフィスによるもので、仮想通貨導入の先駆者であるこの国からの投資は、今後5年間で急増すると予想されている。

テクノロジーを通じて資金面で恵まれない国と先進国の間の格差を埋めることは、誰にとっても有益な結果をもたらす可能性があるものの、エルサルバドルのビットコイン普及の道のりに見られるように、新たなハードルもつきまとうだろう。

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