27日、韓国最大の仮想通貨取引所「Bithumb(ビッサム)」が11ヶ国を対象に新規口座登録を停止することを発表した。
Bithumbは「高い流動性」「日本語対応」「手数料割引クーポン」などの特徴がある取引所である。既に口座開設をしているユーザーに関しては預入、引き出しを行えるが、9月からは開設済みのみ口座の使用もできなくなるという話もある。
Bithumbが新規ユーザー登録の停止を行った理由としては、投資家達の個人情報の保護、マネーロンダリング対策(AML)のためである。
当取引所は、仮想通貨が国際的なテロや犯罪に利用されないようにすることやマネーロンダリングに関する金融活動作業部会(FATF)により決められたAML(アンチマネーロンダリング)の基準に達しているか否かで決定された。実際にサービスが停止される国を挙げるとアジアでは「北朝鮮」「イラン」「イラク」「イエメン」「シリア」アフリカでは「エチオピア」、ヨーロッパでは「セルビア」、「スリランカ」、北アメリカでは「トリニダード・トバゴ」、アフリカの「チュニジア」になる。
Bithumbは日本人取引者も多いため、取引停止になった際のことを考えると他の取引所に移動する準備をしておく事をオススメします。
今年の初めから、ビッサムは新規のリスティングを増やしたり、マーケティングに積極的だったが少ない銘柄でポンプがあり韓国プレミアがついてしまったり、いろいろ問題がある取引所です。昨年までは、リスティングしている通貨も少なかったり厳格なコンプライアンスをしていたのですが、今年に入ってからは本当に迷走しているように見えます。世界的に有名な取引所ですし、市場に大きな影響を与える取引所なので、一度コンプライアンスを遵守して欲しいなと思っています。
それに伴っての口座開設の停止だと思いますので、いいニュースだと思っています。