バイナンス(Binance)が6つのスポットペアの上場廃止

バイナンスが6つのスポットペアの上場廃止

大手仮想通貨取引所バイナンス(Binance)は、スポット市場での一部のペアの取引を廃止し、新しいトークンを発売すると発表した。

同取引所によると、バイナンスは
・ベーカリートークン(BakeryToken/BAKE)/バイナンスコイン(BinanceCoin/BNB)
・スペースID(SPACE ID/ID)/トゥルーUSD(TrueUSD/TUSD)
・モボックス(Mobox/MBOX)/BNB
・オプティミズム(Optimism/OP)/TUSD
・ラディアントキャピタル(Radiant Capital/RDNT)/TUSD
・ユニスワップ(Uniswap/UNI)/BNB
上記の6ペアをスポット取引プラットフォームから削除し、2024年4月12日(金曜日)に取引を停止するとのことで、発表に際して次のように述べている。

バイナンスは上場されているすべてのスポット取引ペアの定期的な見直しを行っており、流動性や取引量の不足などの複数の要因により、選択されたスポット取引ペアの上場を廃止する可能性があります。

バイナンスはクライアントに対し、上記の取引ペアに対する取引ボットサービスを中止するよう警告。経済的損失の可能性を避けるために、ユーザーは戦略を更新するか無効にする必要があるとのことだ。

上場廃止の一方で新たなペアの上場も

4月11日(木曜日)、バイナンスはUSDコイン(USDcoin/USDC)ステーブルコインとの
・ネルボスネットワーク(Nervos Network/CKB)/USDC
・エテナ(Ethena/ENA)/USDC
・イーサファイ(Ether.fi/ETHFI)/USDC
・イールドギルドゲームス(Yield Guild Games/YGG)/USDC
の4ペアを新たに上場させ、これらのペアでは、取引ボットサービスも登場するという。

バイナンスはさまざまな取引ペアを削除

バイナンスは定期的にプラットフォームにいくつかの取引ペアを削除および追加している。

2024年3月には、TrueUSD(TUSD)やBinance Coin(BNB)を含む5つのスポット取引ペアの上場廃止を発表。同取引所チームは、スポット取引ペアをリストから除外しても、ユーザーは引き続きプラットフォーム上の他の資産とトークンを取引できるため、バイナンススポットプラットフォーム上のリストされたトークンの可用性に影響を及ぼさないことを明らかにしている。さらに同社は2月、モネロ(Monero/XMR)を含む匿名通貨を含む複数の仮想通貨の上場廃止を発表している。

また、3月には、バイナンスの厳格な基準を満たしていないとの理由で
・アラゴン(Aragon/ANT)
・マルチチェーン(Multichain/MULTI)
・ヴァイ(Vai/VAI)
上記の3銘柄がプラットフォームから削除されている。