コインベースCEO、「仮想通貨が主流として使われるには、3つの必要な要素がある」

コインベースCEO、「仮想通貨が主流として使われるには、3つの必要な要素がある」

米国の大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)のCEOであるBrian Armstrong(ブライアン・アームストロング)氏は今月、YouTubeでAsk Me Anything(AMA)セッションを開催し、「仮想通貨が主流として使われるには、3つの必要な要素がある」と自身の考え方について発言した。

同氏が発言した要素は、3つに分けられ説明がされた。

  1. ボラティリティ
  2. スケーラビリティ
  3. ユーザビリティ

まずはじめにボラティリティについて説明をおこなった。同氏は仮想通貨市場の急激なボラティリティの変動について説明を始め、この変動が激しく動く続けるのであれば、仮想通貨の本来の使用方法である「送金」が困難になるという。

さらに、ボラティリティによって投資家が参入することが難しくなり、そのために価格が安定する仮想通貨であるステーブルコインなどが必要な要素になるという。

次にスケーラビリティについて言及し、次のように今後の送金について説明を行った。

幸いなことに、Lightning Networkのようなレイヤ2ソリューションから次世代のプロトコルまで、あらゆる種類のソリューションに取り組んでいる5〜10人の本当に資金の充実したチームが今ここにあります。今後6〜12ヶ月で成長する。そうすれば、暗号化は1秒間に5〜10トランザクションではなく、PayPalやVisaのレベルのように1秒間に500〜5000のオーダーで行う必要があると思います。それは私達が暗号を使用している1億人の人と一緒にアプリを手に入れることを可能にするでしょう。

このスケーラビリティの問題について言及したのも注目であるが、コインベースがライトニングネットワークに関する研究を行っていることも明らかとなり、それはいずれPayPalやVisaを上回るという発言には注目が集まっている。

最後にユーザビリティについて「課題は多くあります。」と説明。その理由についてアプリケーションひとつを使用するにも、投資家が投資をする際に必要なステップを繰り返さないといけない状況を説明し、「中国で使用されるメッセージアプリであるWeChatぐらい使いやすくなくてはならない。」と発言した。

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