株式会社アクロディア、長野県にマイニング工場設立を発表

スマートフォン向けソフトウエア開発を行っている株式会社アクロディアは、長野県佐久市に仮想通貨のマイニング工場の設立を発表。
25日、アクロディア社長の堤氏が、佐久市の柳田市長と面会し、報告した。

佐久市にある北川工業団地内にあった半導体、電子部品などをを製造していたミネロンの工場跡地を取得し、9月にマイニングコンピューター60台を導入し、その後1000台まで規模拡大の予定だ。

投資額は最大で10億円を見込んでおり、マイニング専門の子会社の設立、保守管理などに10人ほどを地元から新規雇用するとのこと。

堤氏は佐久市を選んだ理由として、コンピュータを大量に稼働させるためには「寒冷地が望ましい」とし、工場用地を取得する補助制度、さらに地震災害が少なく湿度の低い場所を考えた結果、同市を選んだという。

アクロディアが仮想通貨関連事業に進出するのは初の試みとなる。
マイニングはインターネット上の取引データ検証、承認で高スペックコンピューター1台あたり14~15メガハッシュで稼働する。(1メガハッシュは1秒間に100万回の処理をすることを表す)14~15メガハッシュであれば1秒間に1,400万回~1,500万回の処理を行うということになる。

さらに佐久市はエストニアのサク市と友好都市協定を結んでいる。
エストニアの仮想通貨への理解度の高さから、佐久市のマイニング工場設立を足がかりとし、エストニアへの事業展開も計画している。

運営の見解

運営の椎木

マイニング事業を日本で展開するのはかなり厳しいと思っていましたが、大手が参入したことをきっかけに新しい企業も事業として取り組み始めました。

結果はどうなるかわからないですが、暗号通貨の事業が日本に増えることは喜ばしいことです。

地理的にこの地域を選び、さらに新たな雇用を生み出すということは良いことだと思います。

先進的な考え方をするならば、時代と逆光していますが都心と地方ではまだ格差があります。

1つのニュースで色々思考させられる暗号通貨には、まだまだ未来がありそうです。