マイクロソフト、ソニー、任天堂はWeb3市場参入後にどのように投資しているのか| NEXTMONEY

マイクロソフトや任天堂はWeb3にどのように投資しているのか

過去2年間で、マイクロソフト、ソニー、任天堂などの大手テクノロジー企業がWeb3 分野に参入しているが、これらの大手企業は市場参入後にどのように投資しているのかが大まかにわかった。

仮想通貨分析会社コインゲッコー（Coingecko）の最新レポートは、このセクターとこれらの大手企業が支援するプロジェクトを詳しく調査し、新興業界にどのように投資しているのかの調査結果を公表している。同レポートによると、マイクロソフトや他の大手テクノロジー企業は、Web3分野に資本を注入するためにさまざまな戦略を採用。データによると、75.9%という多くの企業が「慎重で間接的なアプローチ」を選択したことがわかった。そうすることで、投資家はブロックチェーンベースの企業を支援するメリットを維持しながら、「不利な見出し」があった場合やプロジェクトが特定の課題に直面した場合に身を守れる。言い換えれば、悪い報道にさらされることなくこの技術を活用できるということである。

中国に本拠を置くテンセントやユニティ・ソフトウェアなどの大手テクノロジー企業も、ブロックチェーンベースのプロジェクトを実行するためのインフラ開発に資金を注ぎ込んでいる。同レポートでは、彼らの取り組みがツール開発から、その上に構築するブロックチェーン開発者のサポートにまで及んでいることが強調されており、全体として、十を超えるプロジェクトが世界トップクラスのテクノロジー企業から何らかの形で支援を受けている。このレポートでは、曖昧な規制、魅力的な製品の開発、主流への採用など、これらのプロジェクトの障害のいくつかも強調している。

ゲーム業界はWeb3を採用

Web3分野は成長しているものの、この分野はまだ比較的小さく、報告書によると、ゲームトークンの時価総額は約50億ドル（約7,472億円）だが、新興分野でプロジェクトを立ち上げているビデオゲーム企業上位10社の時価総額は合わせて3兆2,190億ドル（約481兆円）に上る。

大手ビデオゲーム企業40社のうち29社、この分野の約72%がWeb3分野に参入し、仮想通貨市場の持続的な下降傾向にもかかわらずWeb3分野の関連性が強調されている。ただし、2023年発売の準備が整っているものはほんの一握りで、他のものは早ければ 2024 年以降にデビューする予定で、報告書には次のように記載されている。