リップル提携のマネーグラム、Amazon・Googleと協力
国際送金の大手であるMoneyGramは、Google CloudおよびAmazon Web Servicesとともに「マルチクラウド戦略」を実装することを明らかにした。MoneyGramは今回の協力で、AWSによりトランザクションの高速化、Google Cloudでは顧客の行動を分析することにより、顧客のエクスペリエンスを改善することが期待できるとのこと。
MoneyGramのCOOであるKamila Chytil氏は、「同社が長年にわたって最先端のテクノロジーを採用することに熱心であり、その事業のすべての部門が現在デジタル変革を行っている。今回の協力についてこのイニシアチブにより、同社は世界中で送金のコストを大幅に削減することができるだろう」と述べている。またChytil氏はその結果として、当社のデジタルトランスフォーメーションにより、同社は業務を合理化し、費用を大幅に削減することに成功したとも話している。
MoneyGramは2019年12月にVisa Directの使用を開始し、顧客がほぼ瞬時に資金を転送できるようになったことに加えて、MoneyGramは昨年、大手ブロックチェーン企業であるRipple社と重要なパートナーシップを形成することにより、デジタル機能を拡張するというコミットメントを示した。
ダラスに本社を置く公開会社のCEOであるAlex Homes氏は、XRP暗号通貨を「革新的」と呼び、この提携が利害関係者の収益性を高めるのに役立つと主張し、ますます革新を進めている。国際送金の手段としては、MoneyGramの他にもいくつかの企業が競合しているが、今回のパートナーシップは他の企業にも大きな影響を与えることになるだろう。