GameStopが独自のNFTマーケットプレイスを立ち上げ
世界最大のコンピューターゲーム企業のGameStopは、パブリックベータ版として、独自のNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスを立ち上げたことが発表された事が分かった。
ゲーム、家電、ゲームグッズなどを販売し、米・テキサス州グレープバインに本拠を構えるGameStopは、ゲーマー、クリエイター、コレクターなどがNFTを売買できるマーケットプレイスを開設。公式発表によると、このプラットフォームでは、ゲーマー、クリエイター、熱心なNFTコレクターがデジタルコレクティブルの売買や取引を行えるとのこと。
新NFTマーケットプレイスは、低手数料と高速性を実現することを意図しており、ユーザーはGameStopウォレットや他のイーサリアム(Ethereum)互換ウォレットを使ってマーケットプレイスに接続きるとのこと。また、マーケットプレイスのユーザーは、NFTの売買、取引、作成が可能なほか、NFTの統計情報を閲覧できる機能や、教育資料も用意されており、教育コンテンツには、NFTの基礎知識からウォレットとマーケットプレイスの接続方法までが網羅されているとのこと。当NEXTMONEYの2月4日付け特集記事「GameStopがブロックチェーンベースのNFTマーケットプレイスを立ち上げ」で報じているように、GameStopは当初、2022年末までに独自のNFT取引プラットフォームを立ち上げると2022年2月に発表。しかし、3月には立ち上げ時期を7月に変更していた。
多彩な機能搭載も正式版発売まで注意が必要
新マーケットプレイスでは、GameStopが仮想通貨とNFTウォレットを立ち上げたわずか2カ月後に登場しており、ユーザーはウェブブラウザーを離れずに分散型アプリケーションと取引できるようになる。
今回の新マーケットプレイスの発表にともない、GameStopの責任者は次のように述べている。
時間をかけて、マーケットプレイスは、Web3ゲーム、より多くのクリエイター、および他のイーサリアム環境などの追加のカテゴリーを包含するように機能を拡張します。
さらに、同マーケットプレイスはアプリのメイン画面に注目のNFT、NFTクリエイター、マーケットプレイスには236のNFTコレクションがあり、Exploreインターフェースを通じて、市場のより深い分析も可能になるとのこと。実際、Illuvium、Gods Unchained、Guild of Guardiansなど、いくつかのWeb3ゲームがImmutable Xを通じてマーケットプレイスに登場するなかで、GameStopは今年の2月にImmutable Xと提携している。
ただし、今回発表されたアプリケーションはパブリックベータ版であり、ユーザーはマーケットプレイスのフルバージョンがリリースされるまで、障害が発生することを予期しておく必要があるだろう。