Coca-ColaとCrypto.comが2022 FIFAワールドカップNFTグッズを発表

Coca-ColaとCrypto.comが2022 FIFAワールドカップNFT販売へ

現在開催中の2022FIFAワールドカップに合わせ、シンガポールを拠点とする仮想通貨取引所運営会社のCrypto.comと、米国飲料メーカのCoca-Colaはデジタルアーティスト兼ディレクターのGMUNK氏と共同で、世界的スポーツイベントの最も記憶に残る瞬間をテーマにしたNFT(非代替性トークン)ラインを発表したことが明らかになった。

Piece of Magicと題されたこのコレクションは、ヒートマップデータをNFTに使用しており、世界中のユーザーが、人気の高いヒートマップに基づいたNFTにアクセスできるとのこと。合計10,000個のNFTは、コカ・コーラ社のファンゾーン・ページに登録するだけで、簡単に手に入手でき、デジタルコレクティブルは、FIFAの世界中のファンに提供されるとのこと。

全世界対象発表も登録サイトは中東のみ対象

今回の発表が全世界を対象としているにもかかわらず、登録サイト(Coca-cola Middle Eastまたは公式に提供されたファンゾーンのリンク)は、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦の中等に住んでいる人のみが対象になっているとのこと。

GMUNKはニュースリリースで、これらのNFTはサッカーの情熱を体現し、各試合にユニークな視覚的ストーリーを作り出しており、FIFAワールドカップの関係者も、このコレクションをユニークで息を呑むような作品になっていると称賛している。

また、Crypto.comマーケティング・マネージャーのスティーブン・カリフォウィッツ(Steven Kalifowitz)氏は、今年のFIFAワールドカップは、Web3技術を採用した初めての大会になるだろうと述べており、同氏は次のように語っている。

コカ・コーラとGMUNKと協力し、これらの素晴らしい試合をブロックチェーン上で不滅にすることは光栄です。NFTは新しいタイプの記念品となるでしょう。

Crypto.comの提携先リストには、多様なスポーツ企業がぎっしりと並んでおり、Twitch RivalsFNATICなどのe-SportsからF1まで、スポーツマーケティングに強い信念を持っている。現在のベアマーケットでは、これがNFT市場を後押しすることは間違いない。一方で、FIFAワールドカップのゼネラルマネージャーであるナズリ・ベルベログル(Nazli Berberoglu)氏は、次のようにコメントしている。

アートの最新かつ最もエキサイティングな分野の境界を常に押し広げてきた素晴らしい才能を持つGMUNKのヒートマップにインスピレーションを受けたNFTは、ワールドカップで選手たちが見せる情熱と決意をとらえ、ピッチで戦う彼らの運動能力とパフォーマンスが、デジタルアートの驚くべき作品にインスピレーションを与えるでしょう。