仮想通貨取引所Gato.ioは「イーサリアムクラシック(ETC)の51%攻撃を検出した」と報告
仮想通貨は、実際に存在する通貨ではないことから、世界中のインターネットを介してハッキングに対する対策が必要となる。しかし、ハッカー達はあらゆる方法を駆使して仮想通貨と呼ばれるデジタル通貨のハッキングを行なっており、今回その標的となったのが時価総額18位に位置していた仮想通貨イーサリアムクラシックである。
そして今回、これらのハッキングについて仮想通貨取引所Gato.ioの研究所は8日、ETCネットワークの攻撃について調査を行い、ETCネットワークが51%攻撃されていることと、ETCネットワークに攻撃したETCアドレスを特定したことを発表した。
この攻撃に関して仮想通貨取引所Gato.ioは、芸系で7つのトランザクション履歴の検出をしており、このうちの4つのトランザクションでは「巧妙に計画された攻撃者から51%攻撃にて54200ETC」のトランザクションの検出がされている。
仮想通貨取引所Gato.ioが攻撃された時間は、2019年1月7日0:40から2019年1月7日4:40(UTC)の約4時間続いたことも判明している。
ハッカーなどのアドレスは次の通りだ。
- 0xb5e074866653670f93e9fd2d5f414672df9f5c21baa12b83686e136444796338
- 0xee31dffb660484b60f66e74a51e020bc9d75311d246f4636c0eabb9fdf161577
- 0xb9a30cee4ff91e7c6234a0aa288091939482a623b6982a37836910bb18aca655
- 0x9ae83e6fc48f63162b54c8023c7a9a55d01b7085294fb4a6703783e76b1b492a
一連の攻撃に関して仮想通貨取引所Gato.ioは、上記のアドレスをすべて、Gato.ioプラットフォームからブロックすることを推奨しており、「攻撃によって発生したイーサリアムクラシックの損失を保証し、ユーザーに損失はありません。」と発表している。
イーサリアムクラシックネットワークに対する攻撃とは
イーサリアムクラシック(ETC)のハッキングについては今月8日、米仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)が報告した報告書によって、ETCネットワークが攻撃(51%攻撃を含む、Reorg)を受けていることが判明していた。
On 1/5/2019, Coinbase detected a deep chain reorganization of the Ethereum Classic blockchain that included a double spend. In order to protect customer funds, we immediately paused movements of these funds on the ETC blockchain. Read more here: https://t.co/vCx89dz44m
— Coinbase (@coinbase) 2019年1月7日
これに対してイーサリアムクラシックの開発者は、ハッキングについて「マイニングのテストによるものである」と一連の攻撃に反対する公式発表をしていた。
今回の攻撃に関して仮想通貨取引所Gato.ioは報告書の最後に「すべてのユーザーのサポートのおかげでGate.ioはオープンで透明性を保ち、ユーザーに最高のサービスを提供することができます。」と感謝の文を添えている。