SECのゲーリー・ゲンスラー議長が非準拠仮想通貨会社の取り締まりを誓う

SEC議長が2023年の仮想通貨市場への厳しい規制を示唆

SEC(米国証券取引委員会)ゲーリー・ゲンスラー(Gary Gensler)議長によると、仮想通貨企業は2023年にSECの厳しい規制に直面するだろうと述べている事が分かった。

同議長は、仮想通貨関連企業が規則を順守するのを待つ事に対してうんざりしていると語っており、今回の声明は、同委員会が取った最新の規制措置に従い、SECは、FTXの破たんをめぐって、サム・バンクマン‐フリード(Sam Bankman-Fried)氏を訴えている。また、同委員会はバンクマン‐フリードの支持者であるギャリー・ワン(Gary Wang)氏とキャロライン・エリソン(Caroline Ellison)氏に対し、FTXの崩壊に関与したとして訴えている。なお、二人は検察に協力しており、当局と司法取引を行っているとメディアで報じられている。

SECのゲンスラー議長のアンチクリプト姿勢

ゲンスラー議長はかつて、仮想通貨業界について、批判と皮肉を込め、「西部開拓時代」と呼んでいた。

日本語訳:
仮想通貨プラットフォームが実績のある証券法に準拠するまで、投資家へのリスクは存続します。利用可能なすべてのツールを使用して業界をコンプライアンスに導くことは、引き続きSECの優先事項です。

また、同議長は仮想通貨会社に規制当局と対話し、事業を登録するよう促しており、ほとんどの仮想通貨は未登録証券と分類され、SEC の管轄下に置かれるべきとの姿勢を貫いている。

一方で同議長は、12月22日(木曜日)のツイートで、投資家へのリスクが依然として存在するため、仮想通貨プラットフォームは証券法を遵守しなければならないと指摘。同議長は、SECが業界をコンプライアンスに導くために全力を尽くすだろうと語っている。ただし、すべての人が仮想通貨を規制する SEC のアプローチに同意しているわけではないことも忘れてはならない。業界の多くの人は、それを施行による規制のアプローチであり、望ましい結果を達成できないと説明している。

ゲンスラー議長の仮想通貨へのアプローチは批判を呼ぶ

最近のFTXの崩壊により、仮想通貨規制の必要性が再び最前線にもたらされており、同議長によるFTXの取り扱いも脚光を浴びているのが現状だ。

日本語訳:
ゲンスラー議長が「投資家はバッグを持ったままにされた」と言うとき、彼は何十億ドルもの損失を被ったFTXの顧客について話していると信じてほしいかもしれません。彼は違います。彼は、FTXの洗練された株式投資家にのみ言及しています。
SECはプロット ラインを失いました。

米国ミネソタ州のトム・エマー(Tom Emmer)共和党下院議員は、業界に対する同議長のアプローチについて、規制責任者とSECを何度か批判している。それに加え、Ripple(リップル)の法務顧問であるスチュアート・アルデロティ(Stuart Alderoty)弁護士は、金融規制当局がFTXの崩壊に失敗したことを批判し、「SEC はプロットラインを失った」と述べている。