サムスンによるラテンアメリカ市場への投資
サムスン(SAMSUNG)は、現在、ラテンアメリカ市場向けのメタバースプロジェクトに3,500万ドル(約46.5億円)以上を費やしていることを明らかにした事が分かった。
今回の動きについて同社は、デジタルプッシュと成長マーケティング戦略の一環として目標を掲げており、ブランドが若い視聴者を引き付けてつながるよう、支援を目指している。同社は、最先端のテクノロジをサポートするために一貫してステップアップしている。多くの企業は、自社商品やブランドをメタバースで宣伝し始めており、これはメタバースをマーケティングプランの不可欠な要素と見なしている事が背景にある。
メタバースは、コンピューター業界の多くの人が、インターネットの次の反復になると信じているビジョンであるものの、物理的な世界では体験できない方法で人々が人生を体験する場所でもある。ソニー(Sony)やマイクロソフト(Microsoft)などの大手企業を含む複数企業が既にメタバースを使用しており、サムスンもこの競争に参加している。
サムスンは若年層に注目
サムスンが提示したマーケティングビジョンは、同社がメタバースに注力し、この分野に投資した金額を正当化している。
さらに、Linkedinを介した最新調査によると、さまざまなメタバースプラットフォームには現在、月間4億人のアクティブユーザーがおり、その51%は13歳以下の若年層である。現在、仮想世界と現実世界を隔てる障壁は、この若い世代が将来作成する世界には間違いなく存在しないが、それは一緒に構築する多くの機会があることを意味している。
同社は10月にHouse of Samを立ち上げ
仮想世界に対するサムスンの関心は目新しいものではないが、同社はすでにさまざまなメタバースプラットフォームの一部になるための措置を講じている。
最新の動きで同社は、10月にDecentraland(ディセントラランド)で「House of Sam」体験を開始している。
ただし、ユーザーが同社の製品と仮想的に対話できるようにしており、さかのぼる事3カ月前の2022年7月に同社はRoblox(ロブロックス)のメタバース体験である「Space Tycoon」もリリースしている。これにより、ユーザーは、原材料を使用してサムスン製品を構築できる宇宙ステーションの一部になることができる。