マクドナルドがメタバース向け商標を出願で仮想レストラン開業へ

マクドナルドが仮想レストラン建設に向け商標出願へ

世界中の老若男女に親しまれているファストフードチェーンストアのマクドナルド(McDonald’s)と、ベーカリーカジュアルカフェレストランチェーンのパネラブレッド(Panera Bread)は、実商品と仮想商品を備えた仮想レストランを建設することを目的として、10件の新しい商標出願を申請していたことが分かった。

マクドナルドは、メタバースに参入する次の主要企業になる可能性がある。同社による最新の商標出願は、同社がNFTと仮想世界に照準を合わせていることを示唆。パネラブレッドの商標登録は、仮想食品・飲料の商取引を容易にするためのNFT(非代替性トークン)と、メタバース内のトークンにアクセスするためのコンピュータープログラムに関する商標出願となっている。また、メタバース内でOPENされる計画のレストランは「Paneraverse」という名前の予定で、仮想レストランと配達機能を構築することも意図しているとのこと。

メタバースに向かうマクドナルド

これらの計画は2月4日(金曜日)、USPTO(United States Patent and Trademark Office=米国特許商標庁)に出願を提出した事が、ジョシュ・ゴーバン(Josh Gerben)商標弁護士のツイートで分かった。

日本語訳:
マクドナルドはメタバースに向かっています。
同社は、「実物と仮想の商品を備えた仮想レストラン」と「宅配を備えた仮想レストランの運営」を提供する計画を示す10件の商標出願を提出しました。

ファイリングによると、マクドナルドは、独自の仮想食品および飲料の商標、ならびに「アートワーク、テキスト、オーディオおよびビデオファイル、および代替不可能なトークンを含むダウンロード可能なマルチメディアファイル」の商標を申請したとのこと。さらに、エンターテインメントサービス、特に実世界および仮想コンサートやイベントをカバーする独自の知的財産を持つように適用されるという。ファイリングの1つは、実商品と仮想商品を備えた仮想レストランを運営し、宅配を備えた仮想レストランをオンラインで運営することだという。

商標出願は、メタバースに対するレストランチェーンの関心を示す大きな指標だが、同社はここ数カ月間、仮想通貨分野に携わっており、2月に入ると、旧正月を祝うNFT展示会を計画し、10月にマックリブバーガーの40周年を記念するNFTを発表している。

マクドナルドは、メタバースに明確な関心を示した初の大手企業ではなく、これまでにも当NEXTMONEYの特集記事「アディダスオリジナルスがメタバースへの参入を発表」、「アディダスが初のNFTコレクションでメタバースの世界へ参加」、「ナイキがNFTを模索する準備か:米国特許商標庁へ複数の登録申請でメタバース市場へ参入か」、「ナイキがNFT仮想スニーカーのデザイン企業RTFKTを買収」、「コカ・コーラが国際フレンドシップデーを記念して初のNFTを発売」で報じているように、アディダス、ナイキ、コカコーラ、などの多国籍企業が相次いでNFTとメタバースを採用している。

さらに、マクドナルド中国(麦当劳中国)では、人気のビッグマックを模した初のNFTNFT「Big Mac Cube NFTのリリースを発表し、高い関心が寄せられている。

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