アディダスオリジナルスがメタバースへの参入を発表

アディダスオリジナルがメタバースの参入を発表

ドイツのバイエルン州に本社を置くスポーツ用品メーカーのアディダスのレーベルであり、トレフォイルロゴを用いた復刻シリーズを発表しているアディダス オリジナルス(adidas Originals)は12月3日(金曜日)、人気NFT(非代替性トークン)のBAYC(Bored Ape Yacht Club)とのコラボを発表したことが分かった。

日本語訳:
今日、私たちはBoredApeYC、gmoneyNFT、punkscomicでメタバースに飛び込みます。無限の可能性の世界に入る時が来ました。

アディダス オリジナルスはBAYCとコラボすることで、本格的にメタバースへの参入を明らかにしており、アディダスは公式オンラインショップのサイトに、メタバースの特設ページを掲載。さらに、アディダス オリジナルスのTwitterアカウントは、仮想通貨投資家であるGmoney、およびPunksComicと提携したことも明らかにした。

また、アディダス オリジナルスはコラボに際し、TwitterのプロフィールアイコンをBAYC画像で更新しており、アディダス オリジナルスは声明で次のように述べた。

この秋、オリジナリティの最先端で知られるアディダスは、創造性の最前線であるメタバースに参入することになります。メタバースは、誰もが自分の最も独創的なアイデアを表現したり、どんな形であれ本当の自分になれる場所です。そして、ブロックチェーンおよびNFTのおかげで、これらのパイオニアは自分たちが作成したものの一部を所有できます。

しかし、現段階ではBAYCとAdidas Originalsが統合したNFTがいつ発行され、一般に公開されるのかなどはまだ明らかにされていない。

Nikelandでエアマックスを試着

一方で、11月最終週にアディダス オリジナルスは、人気大手仮想通貨取引所のCoinbaseとの提携を発表しており、仮想通貨とブロックチェーンの世界に好意的な態度を示している。

メタバースへの進出を明らかにしたブランドはアディダスだけではない。NEXTMONEYの特集記事「ナイキがNFTを模索する準備か:米国特許商標庁へ複数の登録申請でメタバース市場へ参入か」で報じているように、アディダスのライバルであるナイキのほかに、フランスのラグジュアリーブランドであるバレンシアガ(BALENCIAGA)もメタバース関連のプロジェクトの立ち上げ準備をしている。アディダス オリジナルスのライバルであるナイキは12月2021年11月18日(木曜日)、メタバース計画の一つである、Nikelandに関するブログ投稿を公開したことで注目を集めている。

このNikelandは、オンラインゲームプラットフォームRoblox内のメタバース空間に、ナイキ本社を模した形で作られており、ミニゲームやショールーム内でナイキのスニーカーであるエアフォースワンやエアマックスを試着することなどが可能だ。

ナイキがNFTを模索する準備か:米国特許商標庁へ複数の登録申請でメタバース市場へ参入か

2021.11.04