ロシアとウクライナが違法なマイニング施設を閉鎖

違法な仮想通貨マイニングの影響で苦しむロシアの電力

仮想通貨は、金融市場への数少ない投資の1つであり、ある期間の市場がどんなに悪くても利益が確実に得られ、莫大な利益をもたらしているものの、各国で規制強化へ乗り出し、一部創業者は、許可を得ないまま違法にマイニング業を稼働させており、問題視したロシアとウクライナの規制当局が、両国の違法な仮想通貨マイニング業者を閉鎖させたことが分かった。

これら違法マイニング業者のほとんどは、盗まれた電力でマイニング活動を実施しており、ロシアおよびウクライナ両国の電力網に負担をかけている。ロシアの規制当局の声明によると、調査により、一部の事業体はロシアのモスクワ州の電力企業ロッセティ (Rosseti)が運営するネットワークから大量の電力盗難を発見。同企業が所有する電力ネットワークを違法に利用していたほか、加害者が元の所有者から土地を盗み、仮想通貨マイニング施設を設立したという。マイニング業者は、モスクワ州地域での操業開始以来、7,000ドル(約79万円)相当の電力を消費しており、これに加えて規制当局は、ロシアのダゲスタン地域にある他の2つの違法マイニング施設の稼働を確認。規制当局によると、2021年11月の初めに発見され、同業者が消費する電力の総量は約13,000ドル(約146万円)と推定されており、モスクワ地方交通検察庁のエカテリーナ・コロトコワ(Ekaterina Korotkova)氏は次のように語っている。

監査により、デジタル通貨のマイニングに関連する暗号計算を実行するように設計された機器の操作のための、電力網への不正接続、電気の盗難、および土地の違法な押収が明らかになりました。


ウクライナの規制当局は違法な施設を閉鎖

ウクライナもロシア同様、違法マイニング活動による影響を受けており、ロシアだけが違法マイニングによる電力消費に苦しんでいる国ではない。

SSU(Security Service of Ukraine=ウクライナ保安庁)による最新の発表によると、ウクライナの首都キエフ(Kyiv)で違法な仮想通貨マイニングセンターが閉鎖された。同庁の詳細な発表によると、3人の人物によって町で借りた小さなアパートに高級マイニング機器(ASIC)を設置した罪で起訴され、マイニング稼働中に、消費した総電力は約128,000ドル(約1,446万円)とにのぼっていると見積もっているという。

過去数年間ウクライナでは、仮想通貨を称賛している国々に関し、その地位を確固たるものにしている。現在、ウクライナでは仮想通貨採用を大々的に宣伝している数少ない国の1つであり、採用は合法化されている。また、仮想通貨トレーダーは貿易活動ができるが、政府は規制を確実にするための措置を講じていない。

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