世界最大のユーザー数と規模を誇るソーシャルネットワークサービス(SNS)Facebook(フェイスブック)は、同社のFacebook Careersのセクションにて、密かにブロックチェーンエンジニアの雇用を計画しているようだ。
「Facebook Careers」では、次のような5つの種類に分類して求人を行なっている。それらの各ジャンルの求人は全てブロックチェーンに関連する求人ばかりである。
- ブロックチェーンデータ科学者
- ブロックチェーンデータエンジニア
- ブロックチェーンソフトウェアエンジニア
- ブロックチェーン関連の製品マーケティング
フェイスブック社の仮想通貨市場い参入するのか?
フェイスブック社ののCEOであるMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏は、仮想通貨に関する事業やサービスについて開発しているかもしれないと示唆していたが、フィスブックがブロックチェーンを使用して、仮想通貨などのサービスやプラットフォームなどの考えを持っているかは、現在も不明である。
同氏は2018年1月に、自身のフェイスブックの投稿にて、これらが同社の計画にあると具体的には言わなかったが、「テクノロジーの中で最も興味深い質問の1つは、集中化と分散化です。人々の手に力を入れる分権的な力であると信じている」と述べている。
さらに、2018年5月に同社は、仮想通貨の独自トークンを発行を検討していると米ニュースメディアのチェダーが今月の11日に報道し、フェイスブック社が自身の既存プラットフォームを活用し、独自トークンを発行し、フェイスブックのトークンエコノミーを実現するのではないかと噂されている。
フェイスブック社の株価での悩み
フェイスブック社は、世界中で毎月20億人を超えるアクティブユーザーを誇っている。世界最大のSNSプラットフォームとして多くのユーザーに使用されている一方、今年に入ってCambridge Analytica事件などの個人情報流出事件によって株価へ大きなダメージを与えた。
これらの事件に対して同社は、企業の時価総額で1000億ドルを失うこととなり、企業の低迷を防ぐために株式の買い戻しを発表していた。
これにより、企業としての業績や時価総額に大きなダメージを与えたことに対する、新プロジェクトによる回復を狙っているのかもしれない。さらに、ブロックチェーン技術を使用してユーザーの情報を安全かつ分散的に保護する計画かもしれない。