SolanaLabsが新デジタル決済プラットフォームSolanaPayを発表

SolanaLabsがSolanaPayを発表

Solana(ソラナ)ブロックチェーンの開発者であるSolana Labs.は、販売者がほぼ瞬時のファイナリティと手頃な料金で仮想通貨決済を受け入れる新POS(point-of-sale=販売時点情報管理システム)「Solana Pay」を発表した。

イーサリアムのライバルであるSolanaは、新しい分散型のピアツーピア決済プラットフォームであるSolana Payを導入。これは、仲介業者なしで、消費者に数分の1セントで直接取引を行うためのシンプルなフレームワークを加盟店に提供する画期的な決済方法だ。Solana Labs.の支払い責任者であるシェアーズ・シェア(Sharez Shere)氏は、ソラナ公式ブログの中で、Solanaブロックチェーン上に構築されているマーチャント向けの新しい支払いソリューションを明らかにした。Solana Payは、マーチャントが真に「P2P(ピアツーピア)」ベースで顧客と対話できるようにする予定であると述べている。

使いやすさが大きな利点のSolana Payは、販売者のサイトもしくはPOSでバーコードを有効にするのと同じくらい簡単に利用できる。マーチャントはUSDコイン(USD Coin/USDC)ソラナ(Solana/ SOL)ブロックチェーンのネイティブトークン、およびその他のトークンを仲介なしで低料金で即座に受け入れるとのこと。シェア氏は、Solana Payのビジョンは、商人が仮想通貨の支払いを受け入れることを許可するよりもはるかに大きいと述べており、マーチャントが顧客へのオファーをパーソナライズし、オンチェーンのロイヤルティプログラムを持ち、物理的な購入に伴うNFT(非代替性トークン)の形で顧客にユニークな仮想商品を提供できる新しいビジネスモデルを奨励していく。同氏は、加盟店はネットワークコストの節約、DeFi(分散型金融)利回りの生成、不正行為の責任ゼロ、即時決済、顧客関係の所有権など、オンチェーンの分散型決済が提供できるすべての利点を活用する必要があると述べた。

支払いソリューションは、USDCステーブルコインの発行者であるCircleCheckout.com、支払い処理会社のCitconと提携して構築され、PhantomFTXSlopeのデジタルウォレットが統合される。

ブロックチェーンがネットワークの輻輳を克服することを確信

Solanaブロックチェーンは、NEXTMONEYの2022年1月25日付特集記事「Solanaネットワークで複数回のネットワーク停止、DeFiユーザーが代償を払う」で報じているように、ネットワークの輻輳(ふくそう、※混乱、入り乱れる)問題に直面している。

しかしシェア氏は、Solanaブロックチェーンのコア開発者がブロックチェーンのスケーラブルなユースケースのサポートに取り組んでいる現在でも、新しい支払いソリューションがこれに悩まされることはないと述べている。現在Solanaは、より多くのPOSプロバイダーやeコマースプラットフォームとともに、より大規模な加盟店を引き付けて新しい決済プラットフォームを採用するよう取り組んでいるとのこと。

Solanaネットワークで複数回のネットワーク停止、DeFiユーザーが代償を払う

2022.01.25

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