ブケレ大統領が世界44カ国と金融トピックについて話し合う
エルサルバドルのナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)大統領は、44カ国からの代表者を迎えて多くの金融トピックについて話し合うことを発表した事が分かった。
Tomorrow, 32 central banks and 12 financial authorities (44 countries) will meet in El Salvador to discuss financial inclusion, digital economy, banking the unbanked, the #Bitcoin rollout and its benefits in our country.
— Nayib Bukele (@nayibbukele) May 16, 2022
明日、32の中央銀行と12の金融当局(44カ国)がエルサルバドルで会合し、金融包摂、デジタルエコノミー、銀行口座を持たない銀行、Bitcoin展開、およびエルサルバドルにおけるそのメリットについて話し合います。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)を法定通貨にする前のエルサルバドルは、小さな北米という位置づけであったが、NEXTMONEYの2021年6月9日付特集記事「エルサルバドルが圧倒的多数で正式にビットコインを法定通貨として可決」で報じたように、米ドルと並んでビットコインを法定通貨にするという決定は、一夜にして名声を博したと言っても過言ではない。世界はこれが経済にどのように影響するかを見守っており、現在、正式に採用されてから1年を目前に、世界の44カ国が同国でビットコインやその他の財政問題について話し合う予定だ。
ビットコインと経済について語る
これらは、金融包摂から国の法定通貨としてのビットコインの使用にまで及びます。5月17日(火曜日)に開催予定の同会合は、44カ国から32の中央銀行と12の金融当局が集まり、これらの問題について話し合う予定という。
ビットコインを法定通貨として受け入れた初の国エルサルバドルは、間違いなく、関心のある他国が採用を決断する足跡となる。実施からまだ1年も経っていないものの、大統領は、法定通貨としてBTCを使用することが国とその市民にとってどれほど有益であったかについて話し合うことになると明らかにした。同国大統領の発表ツイートには、この会議に出席する国のリストも含まれている。このリストに名前が挙がっている国の中央銀行と金融機関の大多数がアフリカ諸国から構成されている。国内でビットコインの受け入れに大きく反対しているナイジェリア中央銀行でさえ、出席国として名前が挙がっている。興味深いことに、現在ビットコインを法定通貨として使用している国はエルサルバドルだけではなく、2022年4月下旬には中央アフリカ共和国でBTCが法定通貨として承認されたことが発表されており、エルサルバドルに続く世界2例目の国となった。