エジプト中央銀行が仮想通貨取引に対する警告
CBE(Central Bank of Egypt=エジプト中央銀行)は、地域または国際的なプラットフォームを通じてあらゆる種類の仮想通貨を取引することに対する警告を更新し、違反者は投獄される可能性があると警告したことが新たに分かった。
CBE は9月13日(火曜日)、仮想通貨は中央銀行や公的機関によって発行されたものではないため、法定通貨とは見なされないと声明で発表。中央銀行および銀行システム法が仮想通貨の発行または取引を禁止していると警告。2017 年以来、CBE はビットコイン(Bitcoin/BTC)を含むあらゆる種類の仮想通貨の取引に対して警告を発してきている。エジプト治安当局は、仮想通貨を違法にマイニングしたとして数十人の仮想通貨トレーダーを逮捕しており、エジプト中央銀行は次のように述べている。
仮想通貨の発行、取引、または促進、それを取引するためのプラットフォームの作成や運用、または関連する活動の実行を禁止しています。
エジプト中央銀行発行による仮想通貨に対する警告
2018 年 1 月、エジプトのイスラム教の諮問、司法、および政府機関であるDar El-Ifta(ダル・エル・イフタ)は、仮想通貨の取引を禁止する布告を発行した。
CBEは、高いボラティリティ(仮想通貨の価格変動差)、金融犯罪での使用、電子海賊行為などの多くのリスクを挙げ、あらゆる種類の仮想通貨に関する警告を更新した事をエジプトの現地メディアが報じた。またECB は、仮想通貨は中央銀行やその他の公的機関によって発行または裏付けられていないことを強調。Dar El-Ifta によると、「仮想通貨」は、正当な機関によって「受け入れ可能な交換のインターフェース」と見なされていないため、許可されていないという。今回の件についてCBEは次のように語っている。
同じ文脈で、2020年法律第194号によって公布されたエジプト中央銀行および銀行システムの法律は、仮想通貨の発行、取引、または促進、それを取引するためのプラットフォームの作成または運用、または関連する活動の実行を禁止しています。
ファトワーと呼ばれる宗教的意見を発行するための同国政府の主要イスラム機関であるエジプトのダル・エル・イフタは、2018年1月に勅令を発し、購入、販売、リースを含め、仮想通貨のあらゆる使用がハラームまたは禁止されていると宣言している。