Google CloudがBNBチェーンと提携
Googleが提供するクラウドコンピューティングサービスGoogle CloudはBNB Chainと提携し、スタートアップ企業がクラウドコンピューティングサービスにアクセスできるよう支援し、1,300に上るアプリで利用可能になった事が分かった。
9月1日(水曜日)、Google CloudがBNBチェーンが、Web3とブロックチェーンのスタートアップの開発を促進するためにパートナーシップを締結したことが分かった。具体的には、Binance のBNBチェーンは、サポートされているブロックチェーン ロジェクトの一部に、Google for Startupsクラウドプログラムへの補償付きアクセスを提供する。Google CloudとBNBチェーンは、ウェブ 3 スタートアップの成長を加速するために力を合わせており、Google Cloudインフラストラクチャーを活用してアプリケーションをスケーリングし、他形式のテクニカルサポートにアクセスできるようになったとのことだ。
BinanceのプレスリリースによるとBNBチェーンは、Google for Startupsクラウドプログラムへの「高速アクセス」を有効にする。また、BNBチェーンは、BNBビーコンチェーンとBNBスマートチェーンを組み合わせたもので、現在 1300 以上の dapps をホストしているとのこと。なお、このプログラムでは、Googleのクラウドコンピューティングサービスに2年間分のクレジットが提供される。
メンターシップと強化された技術サポート提供も
Google CloudoとBNBチェーン間のパートナーシップでは、アクセス料金を負担するだけでなく、Google CloudがBNBチェーンのプロジェクトにメンターシップと強化された技術サポートを提供することも含まれている。
Google Cloud を使用すると、プロジェクトはオンデマンドのデータ分析と仮想通貨サービスにアクセスも可能になっている。今回の発表でBNB チェーンの同プロジェクトは、Google Cloud のオープンでスケーラブル、開発者にとって使いやすく、安全で持続可能なクラウドインフラストラクチャー上に構築できるようになりましたと語っている。
Google Cloudは、2030年までにデータセンターを完全にカーボンフリーエネルギーに移行することを目指しており、持続可能性を約束している。
なお、Google は他のプロジェクトにサービスを提供してきたように、BNBチェーンに対して直接サービスは提供しないとみられるものの、他のさまざまなブロックチェーンプロジェクトを Google Cloudに導入することに成功した場合、重要になる可能性がある。BNB チェーンは、2 月に統合された以前の2つのバイナンスチェーンを組み合わせたブロックチェーンで、分散型取引所PancakeSwapや液体ステーキングプラットフォームAnkr https://www.ankr.com/ など、さまざまな人気プロジェクトをサポートしている。