BinanceUSが詐欺と表現した報道に反論
世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceの米国登録部門Binance USは、同社と「破産した詐欺的な取引所」との類似点を指摘する報告に反論した事が分かった。
米国に本拠を置く仮想通貨取引所であるBinance USは、「Binance.US の従業員のみ」がその銀行口座にアクセスできることを強調し、グローバル取引所 Binance が「秘密のアクセス」を持っているという主張を否定。BinanceとBinance USは、異なる管理チームを持つ別個のエンティティであると主張し、次のようにツイートした。
There have been many attempts to draw parallels between https://t.co/AZwoBOgsqS and fraudulent exchanges that have gone bankrupt. The real facts speak for themselves: there is no comparison.
Our leadership team is staffed with former DOJ, SEC, FBI, and NYFed employees who are… https://t.co/5etl0z3ZUX
— Binance.US 🇺🇸 (@BinanceUS) February 16, 2023
Binance.US と破産した詐欺取引所とを比較しようとする試みが数多く行われてきました。本当の事実がそれを物語っています。比較はありません。
私たちのリーダーシップチームには、DOJ、SEC、FBI、および NYFedの元従業員が配置されており、安全で米国の法律と規制を順守するプラットフォームの運用に取り組んでいます。
噂、憶測、不正確な報道のノイズを無視しようとしていますが、いくつかの事実を正確に把握したいと考えています。Binance.USの従業員のみがBinance.USの銀行口座にアクセスできます。Binance.USプラットフォームで運営されているMerit Peakという名前のマーケットメイク会社がありましたが、2021年にプラットフォームでのすべての活動を停止しました。
競争力のある透明性の高いマーケットメーカープログラムをウェブサイトに掲載しています。
Binance.USは、顧客の資金を取引したり貸与したりしたことはありません。Binance.USは常に1対1の準備金を維持しており、政府機関による定期的な監査と規制報告の対象となっています。
Binnce USはロイターの記事に反論
Binance USはその後、ロイターが最初に公表した主張について、Binanceが「独立しているとされる米国のパートナーに属する銀行口座への秘密のアクセス」を持っていたという主張に対処。
同記事はさらに、2021年の最初の3カ月間で、Binance USの銀行口座から、Binanceのジャオ・チャンポン(趙 長鵬:Zhao Changpeng)CEO(最高経営責任者)が管理する取引会社であるMerit Peak Ltd.社に4億ドル(約536.6億円)以上が流出したと主張。さらにBinance USは、仮想通貨コミュニティに対して顧客の資金を使用していないことを保証。これは、顧客の資金を混同していたとされる取引所であるFTXの崩壊に続いて厳しく精査されている問題であり、Binance USは上記のツイートで次のように強調している。
Binance USは、顧客の資金を取引したり、貸したりすることはありません。
SECは最近、ステーキングプログラムに関するKraken、ステーブルコインBinance USD(BUSD)の発行に関するPaxos、投資家を欺くTerraform Labsなど、仮想通貨セクターの複数企業に対して措置を講じている。