FBIが仮想通貨ユーザーにATMやQRコードを使った詐欺増加に注意を促す

FBIが急増する仮想通貨詐欺について警告

FBI(連邦捜査局)11月5日(金曜日)、仮想市場が活況を呈しているなか、仮想通貨ATMとQRコードを使用してウォレットからデジタル資産を盗む犯罪者の数が急増していると警告した。

これまでのところ、FBIは詐欺の複数のバリエーションを発掘しており、このような計画は、不正資金の要求から始まり、詐欺師側は、政府機関の職員であるか、価格を請求する前にいくらかの料金を要求することから始まっている次に、犯罪者側は、コイン購入のために仮想通貨ATMにアクセスするように被害者に指示を出し、実際に被害者が仮想通貨を購入後、詐欺師は被害者にQRコードを使用するように依頼し、それによってすべての資金を詐欺師側のウォレットに引きつけて騙し取っている。FBIは、支払いが完了すると、犯罪者はすぐに資金を海外の場所に送金すると述べ、これにより、従来の銀行振込は決済の1〜2日前に保留されたままになるため、資金の回収がさらに困難になると説明している。

その結果、FBIは仮想通貨ユーザーに仮想通貨トランザクションのみを要求するプラットフォームから離れるように警告。さらに、匿名で電話や電子メールを必要とする仮想通貨ATMにも注意を払う必要があると警告している。

仮想通貨詐欺の台頭

ますます多くのユーザーが仮想通貨市場に参加するにつれ、詐欺師の数は同時に増加している。

ニュース専門サイトを展開するBusiness Insider道によると、仮想通貨詐欺は2021年記録的に報告されており、その数は毎年41%という記録的な割合で増加し続けている。

2021年初め、カルダノ(Cardano)の創設者であるチャールス・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏は、仮想通貨ユーザーに詐欺の増加に注意を払うように促した。ホスキンソン氏によると、カルダノ(ADA)の100万ドル(1億円)以上が詐欺師によって奪われているという。これらの詐欺師は、同氏がADAプレゼントを実施していることをユーザーに納得させ、ユーザーをだましていたという。

さらに、別の詐欺では、詐欺師がフィッシング詐欺で仮想通貨ウォレットから50万ドル(約5,600万円)を排出するためにGoogle広告を使用し、実際のウォレットに酷似した名前で、人気ウォレットのGoogle広告を開発していたという。ファントムウォレットとメタマスクウォレットのユーザーは、これらの詐欺被害に遭い。偽広告は、実際のファントムウォレットのウェブサイトの上に表示されていたという。既存ウォレットを使用しているユーザーは、攻撃者が保持しているログイン資格情報を入力してしまう仕組みを巧妙に仕掛けていたとのことだ。