OpenSeaの1日の取引量は、2022年のほとんどが2億ドルを超え

2022年も勢いづくNFT

NFT(非代替性トークン)は、2022年に突入しても勢いを失っておらず、最大のNFTマーケットプレイスOpenSeaは1月1日(土曜日)から10日(月曜日)までの10日間で20億ドル(約2,305億円)近い取引高を記録した事がわかった。

無料のブロックチェーンデータ分析プラットフォームであるDuneAnalyticsのデータによると、OpenSeaの1日の取引量は2022年1月1日から10日までの10日間のうち6日間で取引量が2億ドル(約230億円)を超え、すでに20億ドル近い取引量を生み出している。ただし、最近の取引量は、2021年8月下旬に達成されたOpenSeaの過去最高の1日あたりの取引量である3億2200万ドル(約371億円)にはまだ到達していない。

人気NFTは有名人らの購入によって認知度が急上昇

OpenSea の人気NFTの一つであるMutant Apes Yacht Clubは最近、3億ドル(約345億7,000万円)以上の資金を確保することに成功している。同コレクションの複数アイテムは、NEXTMONEYの2022年1月2日付け特集記事「エミネムが「退屈な類人猿」NFTを購入:コピー版退屈な類人猿NFTが著作権侵害の論争を引き起こす」で報じているように米国の人気ラッパーのエミネム(Eminem)氏が購入。ほかにも、ミュージシャンのブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)、コメディアンのデイブ・シャペル(Dave Chappelle)などの有名人により、2022年1月に一気に認知された。

NonFungible.comのレポートによると、この熱狂は、NFTが2021年のパフォーマンスを上回る準備ができていることを示している可能性があるという。

新マイルストーンはOpenSeaを批判から守っていない

OpenSeaは、2022年1月現在はまだ発展(上昇)途上にあるかもしれないが、批評家たちはその欠陥を指摘し続けている。

CryptoNCoffeeが主催した「DeathofOpenSea:コミュニティ所有のマーケットプレイスの構築」というタイトルTwitte上で、10人以上のスピーカーが、仮想通貨コミュニティが集中化されているためにOpenSeaからどのように移行できるかを強調した。参加者は、市場に関するコメントに回答しており、GokhshsteinMediaの創設者であるデビッド・ゴクシュスタイン(David Gokhshstein)氏によると、OpenSeaが抱える問題にもかかわらず、NFT市場では依然として重要な役割を果たしている。同氏は、OpenSeaが存在するメリットの一つは、多くのアーティストに、彼らが持っていなかったであろうプラットフォームを与えられたことであると語っている。実際OpenSeaは、多くのアーティストにプラットフォームを提供してきた実績がある。今現在、OpenSeaに変わるプラットフォームはなく、すべてを分散化する必要も現段階ではない。

エミネムが「退屈な類人猿」NFTを購入:コピー版退屈な類人猿NFTが著作権侵害の論争を引き起こす

2022.01.02

ABOUTこの記事をかいた人

NEXT MONEY運営です。 「話題性・独自性・健全性」をモットーに情報発信しています。 読者の皆様が本当に望んでいる情報を 日々リサーチし「痒いところに手が届く」 そんなメディアを目指しています。