仮想通貨取引所を名乗る「Goxtrade」のスタッフ写真が、無断使用されたものだったことが判明

仮想通貨取引所を名乗る「Goxtrade」のスタッフ写真が、無断使用されたものだったことが判明

18日、仮想通貨取引所を名乗る「Goxtrade」のスタッフページの写真が、インターネットから無断で使用されているものばかりだったことが、テッククランチの報道で明らかとなった。

2017年にオープンしたという同取引所だが、実際にはウェブサイトが作成されてから1週間程度しか経過しておらず、チームメンバーの顔写真もフェイスブックや他の企業のウェブサイトから無断で使用しているものばかりであったという。

デベロッパーとされているAmber Baldedは、ブロックチェーンスタートアップClovyrのCEOを務めており、ブロックチェーンコミュニティの著名人でもある。
彼女はTwitterで以下のように述べた。

詐欺警告:私はGoxtradeの開発者ではないですし、彼らのビジネスは全てウソです。

また同様に写真を無断掲載されている、デジタル銀行MonzoのCEO Tom BlomfieldがアンバーのTweetに対し反応した。

迷惑な話だ。あなたはNamecheap(ドメイン会社)と、Cloudflare(サーバ管理会社)に苦情を申し立てることが出来ますか?
我々は、すでに苦情を申し立てたばかりですが、他にも複数の方から連絡があった場合は行動する可能性が高いです。

その後、すぐさまサーバ管理会社のCloudflareは同取引所のサイトを「フィッシングサイト」とみなしたという。

このような仮想通貨関連企業を装った詐欺は珍しくなく、思わぬ形で被害に遭うこともあるので、十分な注意が必要だ。