エアヨーロッパが初のNFT航空券を販売
スペインのエアヨーロッパ(Air Europa)とブロックチェーン会社TravelXのコラボにより、初のNFT航空券を購入が可能になった。また、エミレーツ航空(Emirates)が、収集可能なユーティリティベースのNFTを立ち上げ、すでにプロジェクトの進行中であることを発表しました。
スペインの大手航空会社の1つであるエアヨーロッパは、TravelXと提携し世界初のNFT(非代替性トークン)航空券シリーズを発表。「NFTickets」と呼ばれるこの機能は、TravelXのプラットフォームで購入でき、初オークションは4月11日(金曜日)似すでに実施されており、2週間ごとにオークションが開催されるとのこと。TravelXの説明によるとチケットは従来の代替不可能なトークンのように機能すると説明しており、取引されると、トランザクションはブロックチェーンに記録され、所持者は収集品を提示し、一致する航空券を受け取るという。両社はこの動きにより、バイヤーに「旅行業界の歴史の一部を保持し、史上初のブロックチェーン支援フライトに参加する機会」を与えると述べており、初オークションのチケットは、2022年11月29日にマドリードから離陸し、マイアミに着陸するとのこと。
アートワークをデザインしたアーティストであるカルロス・ベタンコート(Carlos Betancourt)氏は、このイニシアチブはアートとテクノロジーの境界を使った実験であると語っており、次のように述べている。
アニメーション化されたアートワークは、空間、魔法の領域、旅行体験の概念、およびこれらの体験が呼び起こす記憶や感情に触発されています。
なお、NFTは、Algorandブロックチェーンで作成されるとのこと
エミレー航空がNFTでメタバース市場に参入
エミレーツ航空は4月14日(月曜日)、NFTを開始し、顧客と従業員のために「メタバースでのエキサイティングな体験」を行うと発表した事が分かった。
エミレーツの会長兼最高経営責任者であるシェイク・アフメド・アル・マクトゥーム(Sheikh Ahmed Al Maktoum)氏は、この地域はすでにデジタル経済のリーダーであると述べたうえで、次のように語っている。
ドバイとアラブ首長国連邦は、仮想資産、人工知能、データ保護などの分野での実用的なポリシーと規制の枠組みに支えられた明確なビジョンを持って、デジタル経済の道を切り開いています。万博の未来をテーマにしたエミレーツパビリオンが、UAEのデジタル経済のビジョンに沿った最先端の未来の体験を開発するためのハブとして再利用されるのは適切です。
エミレーツ航空は、5年以上前にウェブサイトとアプリでバーチャルリアリティ(VR=仮想現実)テクノロジーを採用し、旅行者に航空機の内部と機内体験の没入型3Dビューを提供している。これは、Oculusストアで独自VRアプリを立ち上げた初の航空会社である。ただし、現時点で同社はNFTが何で構成され、NFTが乗客の体験とどのように相互作用できるのかについてなどの詳細は発表されていない。