Coinbaseは2021年末までに独自NFTマーケットプレイスを立ち上げる予定

CoinbaseがNFTマーケットプレイスの立ち上げを計画

Coinbase Globalが、2021年末までに独自のマーケットプレイスを立ち上げることで、NFTの時流に参加することが新たに分かった。

10月12日(火曜日)、米国最大の仮想通貨取引所は、P2P(ピアツーピア)市場であるCoinbase NFTにより、ユーザーがNFTを作成、購入、展示、発見できるようになると述べた。最初のリリースでは、イーサリアム(Ethereum)ベースのERC-721およびERC-1155標準がサポートされ、後でマルチチェーンサポートを展開する予定とのこと。同社は、いくつかのボタンをタップするのと同じくらい簡単に、NFTまたは代替不可能なトークンを作成したいと述べており、声明の中で「もっと複雑なものは創造性への障壁です」と語っている。

Coinbaseによると、エクスペリエンスをパーソナライズするため、ユーザーは自分のフィードを作成、志を同じくするアーティストとつながれるという。同取引所は12日にCoinbaseNFTへの早期アクセスの順番待ちリストを開いている。

BFT時流に乗るCoinbase

Coinbaseの発表は、他の仮想通貨取引所によるNFTの時流とともに発表されている。

サム・バンクマン・フリード(Sam Bankman-Fried)氏が率いる分散型取引所のFTXは10月11日(月曜日)、ユーザーがソラナ(solana)ブロックチェーンを介し、デジタル収集品を作成、保持、認証、取引できるNFTマーケットプレイスの「FTXNFT」立ち上げを発表。FTXは、イーサリアムベースのトークンのサポートを展開する計画もあると述べている。

NFT –アートワーク、スポーツカード、またはブロックチェーンに関連付けられたその他の収集品のデジタル表現–は、今年人気が急上昇。業界アナリスト企業のDappRadarのレポートによると、第3四半期には、人気ブロックチェーンベースのゲームに支えられ、NFTの取引量が爆発的に増加。 NFTの取引量は107億ドル(約1兆1,239億円)で、前四半期の20億ドル(約2,269億円)を下回っていた前四半期から704%増加している。

人々がNFTを購入すると、アートワーク自体ではなく、ブロックチェーン上の一意のトークンに対する権利を取得。しかし、ブロックチェーン上の情報を変更することはほぼ不可能であるという事実は、特にコレクターやアーティストにとってNFTを魅力的なものとみなしている。NFTは仮想通貨取引のように徹底的な精査を受けていないものの、米国の規制当局は間もなくNFT市場についても制限する可能性がある。その背景には、業界の急速な成長により、すでにいくつかの悪質行為を引き付けていることが要因の一つとなっている。実際、最大のNFTマーケットプレイスであり、マーク・キューバン(Mark Cuban)氏が支援するOpenSeaは、2021年9月、NEXTMONEYの特集記事「OpenSea幹部のインサイダーNFT取引がTwitterユーザーに発見される」および「OpenSeaは従業員がNFTインサイダー取引スキャンダルで辞任=直後にNFTマーケットプレイスアプリのリリースを発表」で報じているように、プラットフォーム上でインサイダー取引の証拠を発見したと同社は声明で発表している。

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