VanEckとProSharesがETH先物ETFファイリングから撤退
資産運用会社のVanEckとProSharesは、イーサリアム(Ethereum/ETH)ETF(先物上場投資信託)の申請を取り下げた事が分かった。
両社ともETF申請書初提出からわずか数日後に、SEC (米国証券取引委員会)へのそれぞれの申請を修正し、8月18日(水曜日)にイーサリアムベースのETFのローンチを申請している。しかし、8月20日(金曜日)までに両社は撤退を要求したものの、2社ともに撤退の理由は明らかにしていない。両社ともに修正された申請書において、2社は、それらに関連して有価証券が売却されていないと規定しており、VanEckは声明のなかで次のように述べている。
トラストは、現時点ではこのシリーズの提供を続行しないことを決定しました。
VanEckの場合、正式にVanEck Ethereum StrategyETFと名付けられたイーサリアムETFは、唯一のファンドではなく、今年、ビットコイン(Bitcoin/BTC)およびイーサリアム中心のETFを規制当局に提出。また、2021年6月に同社は、BTC戦略ファンドを承認するため、ビットコイン先物戦略目論見書をSECに提出しており、全てに関してSECはまだ承認しておらず、期限は継続的に延期されている。
イーサリアムはもはや実行可能な選択肢ではない
VanEckとProSharesの決定は、ETFオプションとしてのETHの実行可能性について議論を引き起こしている。
ブルームバーグのシニアETFアナリストであるエリック・バルチュナス(Eric Balchunas)氏は、ツイッターでヴァンエックの撤退について次のように述べている。
Looks like VanEck withdrawing their Ether Futures ETF that they filed only two days ago. Guessing the. SEC called them up and was like GTFOH (in so many words). pic.twitter.com/yEeEjwMoMR
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) August 20, 2021
VanEckが2日前に提出したEtherFuturesETFを撤回したようです。推測します。SECはそれらを呼び出し、GTFOHのようでした(非常に多くの言葉で)。
ProSharesの撤退が明るみに出た後、バルチュナス氏はフォローアップし、次のようにツイートしている。
Now ProShares is withdrawing their Ether ETF filing. SEC may have had a conf call, Godfather-style. Ether, you’re out. pic.twitter.com/ZZ4b5zpx54
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) August 20, 2021
現在、ProSharesはEtherETFの提出を取り下げています。SECは、ゴッドファーザースタイルの電話会議を行った可能性があります。イーサリアム、あなたは外出している。
イーサのものだけが排出されているのを見る限り、それはビットコインETFにとってまともなニュースだと思うとバルチュナス氏は述べている。