Coinbase取締役会が仮想通貨5億ドルの追加保有を承認
Coinbaseの取締役会は、5億ドルの仮想通貨資産を貸借対照表に追加することを承認したことをブライアン・アームストロング(BrianArmstrong)CEO(最高経営責任者)がTwitterで発表し、将来的には利益の10%を仮想通貨に投入していく予定であることが分かった。
We recently received board approval to purchase over $500M of crypto on our balance sheet to add to our existing holdings. And we’ll be investing 10% of all profit going forward in crypto. I expect this percentage to keep growing over time as the cryptoeconomy matures.
— Brian Armstrong (@brian_armstrong) August 19, 2021
私たちは最近、既存の保有に追加するために貸借対照表で5億ドルを超える仮想通貨を購入するという取締役会の承認を受けました。そして、私たちは今後、すべての利益の10%を仮想通貨に投資します。仮想通貨経済が成熟するにつれて、この割合は時間の経過とともに増加し続けると思います。
Coinbaseは、NEXTMONEYの特集記事「Coinbase、S-1ファイリング公開でナスダック上場準備が整う」で報じているように、2月の直接上場の準備中に、推定3億6,500万ドル(約400億円)相当の仮想通貨を保有していることを示すS-1ファイリングを公開。推定ではあるものの、3億6,500万ドルの内訳は、2億3,500万ドル(約258億円)はビットコイン(Bitcoin/BTC)、5,300万ドル(約58億2,000万円)はイーサリアム(Ethereum/ETH)、4,900万ドル(約53億8,000万円)はステーブルコイン、3,400万ドル(約37億3,000万円)はその他の仮想通貨となっている。
Coinbaseは全企業の仮想通貨保有数第4位
Coinbaseは2012年に設立された仮想通貨取引所で、同社は全企業の中でビットコイン保有数で4位にランクされたものの、クラウドソフトウェア会社であるMicroStrategy(マイクロストラテジー)と電気自動車メーカーであるTeslaがそれよりも上位にランクされている。
Coinbaseの取締役会は、第1四半期に最大8億ドル(約878億円)、第2四半期に最大16億ドル(約1,756億円)の連続した四半期利益を達成した後、保有を多様化できると確信している。2018年の初め以降、仮想通貨価格が下落しているにもかかわらず、取引所は高い取引量を享受している。
CoinMarketCapより画像引用
ビットコインは前四半期に65,000ドルを超えていたところから大幅ダウンしており、CoinMarketCapの8月22日17時時点のビットコイン価格は、1BTC=540万円(49,000ドル)を超え、前日同時刻比0.78%、1週間で5.95%の上昇となっており、時価総額も101兆円を超えている。