リオネル・メッシのNFTコレクションが販売開始
アルゼンチンのサッカースター、リオネル・メッシ(Lionel Messi)は、デジタルデザイナーのBossLogic(ボスロジック)氏によって彼のイメージで作成されたNFT(非代替トークン)コレクションを発表した。
The final, hidden #Messi #NFT by @ImpossibleBrief revealed!! The legend himself, forever sculpted on the blockchain. Available tomorrow, Saturday August 21st @ 12 PM ET only on https://t.co/WW1lmvXLUK | Welcome to the #Messiverse ! See you all tomorrow!! @CopaAmerica 🔥 🔥 pic.twitter.com/AwslvgrV9R
— ETHERNITY (@EthernityChain) August 21, 2021
デジタルアーティストのBossLogi氏によって作成されたメッシのNFTは、8月21日(土曜日)にNFTプラットフォームのEthernityChainからリリースされた。オーストラリアを拠点とするBossLogic氏は、映画およびドラマの撮影スタジオを提供するマーベルスタジオ(Marvel Studios)やディズニー(Disney)とのコラボワークで知られており、ロンドンを拠点とするデジタルアーティストImpossibleBrief氏がNFT部分を作成し、BossLogic氏はデザインなどのコレクション部分を担当した。
NFTは、ブロックチェーンを使用して、画像、ビデオ、テキストなどのデジタルオブジェクトの所有権ステータスを記録する仮想通貨の形式であり、NFTの購入者だけがその所有者であると見なされるようになっている。NFT市場はここ数カ月で爆発的に成長しており、2021年3月、Christie’s(クリスティーズ)のオークションハウスはBeepleとして知られるアーティスト、マイク・ヴィンケルマン(Mike Winkelmann)氏のデジタル作品を約7,000万ドル(約77億9,000万円)で販売している。
メッシの遺跡でPSGが急騰
「Messiverse(メッシバース)」と名付けられた今回のコレクション作品は、スポーツスター向けのオリジナルのNFT作品を制作することで知られるEthernityChainプラットフォームで購入できる。今回のNFT作成の背景には、メッシがバルセロナでの20年間の在職期間を終了し、フランスのクラブ、パリ・サンジェルマンに移籍する歴史的な瞬間を祝う意味合いがあり、実際、メッシの移籍によりパリ・サンジェルマンのファントークン(PSG)は大幅な価格急騰を経験。NEXTMONEYの特集記事「メッシがFCバルセロナ退団で移籍のうわさ:直後にPSGファントークンが50%高騰」で報じているように、トークンは4日間で約100%の上昇を記録するなどメッシの偉大さを物語っている。
NFTの作成にあたったBossLogic氏は、メッシを描くことは大きな名誉だったと述べ、メッシのイメージを示す「未来の男」のアートワークを、今季から移籍するパリサンジェルマンで着用する30番のユニフォームとともに表している。また、同クラブチームは今回の移籍に関してPSGトークンを使用しており、「リオネル・メッシ、パリサンジェルマンFC移籍金の一部をPSGファントークンで受け取る」で報じたように、メッシの移籍金である2,500万から3,000万ユーロ(約32億円~38億円)も一部支払われる。