Amazon創設者がCEOを退任計画明かす
ネットショッピングの最大手であるAmazonの創設者であるジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏が2月3日、正式な日時の明言は避けたものの、今年後半にCEO(最高経営責任者)を辞任する計画である事を明かした。
ベゾス氏がAmazonを辞任後は、現在同社のクラウドコンピューティング子会社であるアマゾンウェブサービスを率いるアンディ・ジャシー(Andy Jassy)氏が、第3四半期に主導権を握る予定だ。そのジャシー氏は過去にブロックチェーン製品をリリースしている。
ベゾス氏は同社従業員に向けたメッセージの中で、アマゾンの取締役会のエグゼクティブチェアの役割に移行し、新製品と初期のイニシアチブに私のエネルギーと注意を集中させると述べている。また同氏は、ジャシー氏が卓越したリーダーになると述べた。
時価総額で世界第3位の価値を持つ大企業が、長期的な視野で仮想通貨市場への参入戦略を示している可能性があり、仮想通貨市場注目は、ジャシー氏の採用に関し関心を寄せている。
次AmazonCEOに希望を託すブロックチェーン業界
ジャシー氏は、2017年にブロックチェーンテクノロジーとそのAmazonのビジネスへの適用性についてさまざまなレビューを実施。Amazonの「re:Invent」会議での声明の中で、ブロックチェーンが「分散型台帳」以上のものに使用できるのではないかと語っていた。しかし、同社方針は、クールだと思っているからといって、テクノロジーを構築することはしないとして先へ進められてこなかったという経緯があるが、今回の件に関連し、次のように述べている。
私たちは顧客が最終的にそこで何をするのか非常に興味をそそられます。
2018年、ジャシー氏は、Amazon Quantum LedgerDatabaseとAmazonManaged Blockchainの2つのブロックチェーン製品の立ち上げを監督し、準ブロックチェーンの提供を進めている。これらの取り組みを除けば、Amazonは主にスケープゴートとして仮想通貨の取扱いニュースは市場を駆け巡るにとどまっているだけに、CEO交代後のAmazon社の動きからしばらく目が離せない。