ビットコインから1,000億ドル近く蒸発
ビットコイン(Bitcoin/BTC)が再び30,000ドルを下回り、時価総額は1日で1,000億ドル(約10兆9,600億円)を失ったことが分かった。
CoinMarketCapより画像引用
CoinMarketCapの調べによると、7月20日18時時点のビットコイン価格は、1BTC=325万円(29,600ドル)台後半で取引きされており、前日同時刻比で-5.81%、1週間では-11.10%の大幅下落をみせており、時価総額も60兆9,900億円へと大きく価値を下げ、時価総額から1,000億ドル近くが蒸発した。
3万ドル以下へビットコインが急落
資産が約1週間で4,000ドル以上を失われた。ちょうど1週間前に34,000ドル(約370万円)を超えようとした際、状況は大幅に好転したとみられた。
しかし、わずか数日で状況は反転し、ビットコインは31,000ドル強で苦戦し続けた結果、24時間でさらに価格が下落し、6月22日以降初めて、30,000ドルを下回り、日本時間の20日12時以降、ほぼ横ばいの状態が続いている。
時価総額も同様に悪化し、一時は時価総額が70兆円を超えていたビットコインだが、現時点でマイナス10兆円の60兆円台にまで減少している。ただし、ビットコインの大幅な下落につられ、ほとんどのアルトコインがさらに悪化しているため、ビットコインの優位性は46%を超えている。
レッドがアルトコインシティを引き継ぐ
ビットコインが下落すると、それにつられる様に他の仮想通貨の下落が誘発される傾向にある。
CoinMarketCapより画像引用
時価総額および人気ともにビットコインに続くランキング2位のイーサリアム(Ethereum/ETH)は2日前に1,950ドルを超えて取引されていたものの、それ以降は200ドル以上下落している。イーサリアムの7月20日18時時点の価格は、1ETH=19万1,000円台前半(1700ドル台前半)で推移しており、前日同時刻比-7.06%、1週間で-14.19%と、ビットコインより大きく値を下げている。また、時価総額についても、22兆2,560億円と大きく価値を下げている。
CoinMarketCapより画像引用
Binance Coinも、2桁の値下げの後、数週間で約260ドルの安値を記録。その他の仮想通貨価格の下落は、カルダノ(Cardano/ADA)-10%、リップル(XRP)-9%、ポルカドット(Polkadot/DOT)-13.5%、ユニスワップ(Uniswap/UNI)-11%、ビットコインキャッシュ(Bitcoincash/BCH)-10%、ライトコイン(Litecoin/LTC)-11%、ソラナ(Solana/SOL)-11%と続いている。
最終的に、すべての仮想通貨資産の累積時価総額は、わずか1日で約1,000億ドル減少し、1.2兆ドルになっている。