グレースケールが機関投資家向けDeFiファンドの立ち上げを発表

グレースケールがDeFiファンドの立ち上げを発表

グレイスケールインベストメンツ(Grayscale Investments LLC)は、7月19日(月曜日)、CoinDesk Indexesと共同で機関投資家向けのDeFiファンドの立ち上げを発表した。

DeFiファンドは、上位10のDeFiプロトコルの加重平均を特徴とするインデックスファンドであり、これにより投資家は複数のDeFiヘビーウェイト/ブルーチッププロトコルに触れることができるようになるとのこと。

ファンドで扱われるトークンは以下の通り。
・ユニスワップ(Uniswap/UNI)
・ヤーンファイナンス(Yearn Finance/YFI)
・バンコール(Bancor/BNT)
・アーベ(Aave/AAVE)
・シンセティック(Synthetix/SNX)
・メーカーダオ(MakerDAO/MKR)
・コンパウンド(Compound/COMP)
・スシスワップ(SushiSwap/SUSHI)
・キューブダオトークン(Curve DAO Token/CRV)
・UMA(UMA)

以上の10のトークンが含まれている。

デジタル資産にアクセスするグレースケール

2013年に立ち上げられたグレイスケールインベストメンツは、世界最大のデジタル通貨資産マネージャーで、認定投資家にファンド管理サービスを提供している。

Coinbaseによる保管サービスは、運用資産(AUM)の保管を処理するために使用される。また、グレースケールは現在、ビットコイン(Bitcoin/BTC)、イーサリアム(Ethereum/ETH)、ビットコインキャッシュ(Bitcoincash/BCH)、イーサリアムクラシック(Ethereumclassic/ETC)、ライトコイン(Litecoin/LTC)、ホリゼン(ZEN)、リップル(XRP)、ジーキャッシュ(Zcash/ZEC)、ステラルーメン(Stellar Lumens/XLM)に資金を提供している。グレイスケールのマイケル・ゾンネンシェイン(Michael Sonnenshein)氏は次のようにコメントしている。

グレースケールは、投資家がデジタル資産エコシステムの新しいエキサイティングな部分にアクセスする機会を創出することに引き続き注力しています。分散型金融プロトコルの出現は、金融サービス業界の未来を再定義できるテクノロジーの明確な例を提供します。

ファンド、ファミリーオフィス、投資グループ、富裕層および非常に高額の個人にとって、セキュリティや保管の問題を心配することなく、暗号資産へのエクスポージャーを獲得することは依然として重要な課題だ。一方、グレイスケールのチーフは、同社が7月16日(金曜日)、主力のビットコイントラストをETFに変換する準備として、資産サービスプロバイダーとしてBNYメロンを利用したことを明らかにした。これにより、現在まで、米国ではビットコインETFが注目されていなかったが、仮想通貨市場がより成熟することで、SEC(証券取引委員会)が最終的にビットコインを承認することを示唆している。