中国当局、7000台の違法マイニング機器を押収

中国当局、7000台の違法マイニング機器を押収

中国当局は、同国において違法に電力を使用し、仮想通貨マイニングを行なっていたとして、約7000台のマイニング機器を押収したことが現地メディアCCTVが報じた。違法なマイニング活動が行われていたのは2018年4月から2019年12月の21カ月間に渡る。

違法なマイニング活動が発見されたのは、中国北東部にある河北省警察が他部門と連携し、2701ヵ所の工場や電気ユニットをはじめ、1470ヵ所の地域の7万世帯以上の住宅地域や3061企業を調査したところ、疑わしい電力消費を発見。そこから違法なビットコインマイニングが発見されという。

当局は2つのビットコインマイニングファームを発見し、それに関わるサイトを調査したところ、ビットコインマイニングを行うために、違法に電力を使用して形跡が発見された。

また報道によると、違法なマイニング活動で使用されていた6890台のマイニング機器と、52台の高出力変圧器を押収。警察の捜査は今後も継続するという。さらに、河北省警察は、今回のマイニング機器は24時間稼働し続けており、最大で40kWhの電力を消費すると推測している。これは平均的な家族3人が1日6kWhの電力を使用したと仮定した場合、電力消費量は1日当たり5000世帯以上分に相当するという。

中国政府は今年11月、仮想通貨のマイニング産業を同国から排除しないことを決定しており、仮想通貨のマイニング産業を排除しないことが決定されている。しかし中国の広大の土地と電力を使用した違法なマイニング活動への継続的な対策も必要となるだろう。

中国政府、仮想通貨マイニングを排除しないことを決定

2019.11.06

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