マスク氏のXペイメント（X Payments）が3つの新ライセンスを確保

Xペイメントが3つの新ライセンスを確保

イーロン・マスク（Elon Musk）の庇護の下、Xペイメント（X Payments）が米国の3つの州で重要な送金業者ライセンスを確保した事が分かった。

NEWS: X Payments receives 3 more licenses including Illinois, New Mexico and Oregon. pic.twitter.com/wIMhhFPCwd

— X News Daily (@xDaily) March 21, 2024

このニュースは、現地メディアがXを介して報じており、イリノイ州、ニューメキシコ州、オレゴン州での3州のライセンス取得が含まれており、Xペイメントを米国の金融規制環境内で拡大の重要な段階に押し上げている。

戦略的拡大と規制遵守

Xペイメントが送金業者ライセンスを戦略的に追求することは、米国全土で強力な存在感を確立するという同社の野心を強調している。

これら3つの新ライセンスにより、Xペイメントの運営拠点は計22州に広がり、全国的なカバーに向けた重要な一歩となっている。2024年3月20日（水曜日）に確認されたイリノイ州、ニューメキシコ州、オレゴン州への集中的な拡大は、複雑な州レベルの金融規制の網を乗り切るための計算されたアプローチを反映している。

最近同氏は、Ark Invest（アーク・インベスト）キャシー・ウッド（Cathie Wood）のCEO（最高経営責任者）との会談で、2024年半ばまでにX向けの決済機能を展開するという野心的なスケジュールを明らかにしている。この前向きな声明は、金融取引、社会的交流、マルチメディアコミュニケーションのためのアプリである中国のWeChatのようなプラットフォームを彷彿とさせる「everything app（エブリシングアプリ）」というマスク氏のビジョンと一致している。

XペイメントがMSB（マネーサービス ビジネス）としてFinCEN（金融犯罪取締ネットワーク）に登録されたことは、ここ数週間におけるもう1つの極めて重要なコンプライアンスの成果である。この指定は、米国の金融エコシステム内で運営し、AML（マネーロンダリング）対策およびCTF（テロ資金供与）対策の基準を確実に順守するために非常に重要と言える。

Xペイメントが仮想通貨、特にドージコインを決済ソリューションに統合する可能性に関する期待は、市場の動きにとって重要な触媒となっている。Xペイメントとドージコインの間の投機的な関連性は、マスク氏のミームコインに対する十分に裏付けられた親和性によって促進され、その評価と投資家心理に目に見える影響を与えてきたという経緯がある。