リップルが韓国でのXRP導入推進のためカタライズリサーチ社と提携
世界的なプレゼンスを拡大する取り組みが加速するなか、リップル(Ripple Labs)は韓国におけるXRP Ledger(XRPL)のユーザーベースを拡大するため、カタライズリサーチ(Catalyze Research)社と提携した事が分かった。
Web3およびブロックチェーンに焦点を当てた大手コンサルティング会社であるカタライズリサーチ社は、7月25日(火曜日)に公開されたリップル公式ブログ発表に続き、7月26日(水曜日)、ツイッターを通じてで戦略的提携を発表した。このパートナーシップにより、XRPLは韓国の仮想通貨市場に浸透し、地元の開発者に力を与えると期待されている。
リップルは韓国での共同開発者の取り組みを通じてXRPL導入を促進
同ブログの中で、主要Web3 およびブロックチェーン コンサルタントとしてのカタライズリサーチの能力と評判を強調した。
今提携を通じて、リップルとカタライズリサーチは、急速に成長する韓国の仮想通貨開発者コミュニティを活用して、XRPLを推進する。さらに、今提携は、韓国内におけるXRPLの存在感を高めることに加え、主に韓国を拠点とする開発者に力を与え、XRP Ledgerを基盤とした開発を奨励することに焦点を当てている。なお、今提携は韓国のソフトウェアエンジニアのニーズに合わせたXRPL 開発教育を後援。ワークショップ、ミートアップ、ハッカソンを通じて地元の開発者コミュニティと関わっていくという。また、チームは、XRP Ledger上でのさまざまなDeFi(分散型金融)とNFTベースのdAppsのシームレスな統合を可能にする戦略を考案する。
リップルとカタライズ・リサーチの幹部らは今回の提携案を歓迎し、その成功について楽観的な見方を示している。リップルのRippleX Growth担当副社長であるマーカス・インファンガー(Markus Infanger)氏は開発についてコメントし、今コラボから期待される潜在的な成果を楽しみにしていると熱意を表明している。
カタライズリサーチのベン・コーBen Ko)CEO(最高経営責任者)もインファンガー氏と同様の意見を共有。今パートナーシップがイノベーションとコラボレーションを促進することで韓国におけるXRPLの成長を加速させるだろうと指摘している。
リップルは拡大計画を加速
両社の協力的な取り組みは、フィンテック企業によるイノベーションと開発を促進するための最近の同様の取り組みの1つにすぎない。
リップル社のブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)CEOは、同社が流動性の提供を超えてブロックチェーン技術の他の側面にまで前進するために、提供内容を多様化する計画であることを明らかにしている。