イングランド銀行、デジタル通貨(CBDC)調査で7件の求人募集を公開

イングランド銀行がCBDC調査目的で求人募集

英国の中央銀行であるイングランド銀行(BoE)は、英国のCBDC(中央銀行の発行するデジタル通貨)の開発と実装を調査する専任チームに参加するため、7件の求人募集を公開したことが分かった。

中央銀行は、CBDCの使用と実施に関して明確な道筋がないと主張している中、イングランド銀行による7件の求人募集が公開されている。このニュースは、中央銀行が大蔵省と協力し、すでに仮想通貨で「Britcoin(ブリットコイン)」と呼ばれる中央銀行の発行するデジタルポンドの導入の適合性を評価する統合タスクフォースを結成することに合意した数日後に飛び込んできたニュースだ。このニュースは当NEXTMONEYの特集記事「英国司法管轄タスクフォース、ブロックチェーンと暗号法の紛争関連ルール公開」でも報じている。また、英国では「英国歳入関税庁、納税者に仮想通貨保有データの収集を開始へ」で報じているように、英国歳入関税庁が、脱税と回避の疑いのある納税者から仮想通貨の保有に関するデータの収集を開始すると報じられたばかりである。

具体的な求人について

今回募集されている求人については、イングランド銀行公式サイトから入手できる。募集されている職種には、プロジェクトアナリスト、ソリューションアーキテクト、テクノロジーアナリスト、シニアマネージャー、シニアエンタープライズアーキテクトなどのCBDCプロジェクト関連の募集のほか、建築関連職2名、CBDCに関連する上級管理職のなど、多岐にわたる募集がなされている。アナリストの求人募集頁の下部には、次のように記載されている。

他の多くの中央銀行と同様、イングランド銀行は中央銀行デジタル通貨(CBDC)を開発して発行すべきかどうかを積極的に模索しています。英国でCBDCが必要かどうかについてはまだ決定されていませんが、世銀が理解することは重要なトピックです。

今後、実際に新たなチームが作成された場合、金融政策と金融安定リスク、およびCBDCに焦点を当てた分析を実施することが期待されている。また、このチームによって、ユースケース、さまざまな中央銀行やグローバル金融機関とのパートナーシップ、公共政策の問題についても調査されるほか、消費者と商人の使用法と技術設計の選択を考慮に入れ、CBDCの設計と特定の機能を検討していくという。

現在、世界中の多くの国がCBDCを調査および実装し始めており、昨年10月、「バハマ、中央銀行デジタル通貨「サンドダラー」を発表」で報じているように、バハマはデジタルサンドダラーを展開。昨年、国の中央銀行はデジタル通貨である「東カリブ中央銀行、CBDC新デジタル通貨の「DCash」を公開」で報じたように、東カリブ銀行によって、セントクリストファーネイビス、アンティグアバーブーダ、グレナダ、セントルシアの4カ国でのみ使用可能なCBDC新デジタル通貨DCashを導入している。

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