レン・サッサマンがビットコインの生みの親サトシ・ナカモトなのか

レン・サッサマンはサトシ・ナカモトなのか

2021年2月21日、「Leung(レオン)」という名前の人物が、故、レン・サッサマン(Len Sassaman)氏がビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトである可能性を調査する包括的研究「Len Sassaman and Satoshi: a Cypherpunk History(日本語訳:レンサッサマンとサトシ:サイファーパンクの歴史)」を発表したことが分かった。

サッサマン(1980–2011)氏は、サイファーパンク(Cypherpunk)の1人であり、プライバシーの擁護者である。世界中のハッカー、企業、および政府機関にセキュリティコンサルティング、トレーニング、およびブリーフィングを提供するコンピューターセキュリティ会議ブラックハットブリーフィング(Black Hat Briefings)で、サッサマンへの賛辞がBTCブロックチェーン に埋め込まれていることを明らかにした。サトシとサッサマンを結びつける可能性のある証拠を最近発表した著者のレオンは、死亡記事がBTCネットワークにどのように接続されているかを説明しており、次のように述べている。

ビットコインネットワークのすべてのノードに埋め込まれているのは死亡記事です。トランザクションデータにハッキングされたのは、ブロックチェーン自体で本質的に不死化されたレンサッサマンの記念碑です。

レオンが指摘した最初の状況証拠は、サトシ・ナカモト氏が、ビットコインプロジェクトを終了し、サッサマン氏が亡くなる2カ月前にコミュニティを去っている事実である。レオンはクレイグ・ライト博士についても言及しており、次のように語っている。

クレイグ・ライトが不正にクレジットを主張し、ビットコインのホワイトペーパーを削除するために著作権の主張を呼びかけた。実際にビットコインを構築したサイファーパンクに関する最近の議論を再検討することが重要です。


サッサマン氏はビットコインを作る専門知識を有している

調査によると、サッサマンは22歳になるまでに、ビットコインの基盤を構築するための暗号化の専門知識をすでに持っていたとみられる。

レオンはレポートで、レンが公開鍵暗号の権威としての地位を確立していたと、述べている。
基本的に、レオンは、サッサマンとサトシ・ナカモトと一緒に働いていたハル・フィニ―(Hal Finney)氏には、匿名のリメーラー技術開発を含む共通点があると述べている。その共通点であるのが、Mixmaster匿名リメーラーコードとRandseedリメーラーの主任メンテナーだった点である。

匿名のリメーラーは、発信ポイントを明らかにすることなくメッセージとそれらを受け入れ、保存し、送信する方法に関する指示を受け入れるという点で、ビットコインノードに似ている。ただし、ビットコインブロックチェーンはこれらのアクションを疑似匿名で処理し、BTCユーザーを必要に応じて透過的または匿名にするとしてレオンは次のように述べた。

初期のリメーラーは、送信者のIDを取り除いて情報を転送するだけでしたが、Mixmaster(最も人気のあるリメーラー)のようなプロトコルは、分散ノードに依存し、暗号化された情報の固定サイズのブロックをP2Pネットワーク全体に配布していました。


レン・サッサマンの様な学者がサトシと指摘

BTCが開発されて間もない2008年~2010年に、Leungのレポートは、サトシ・ナカモトが当時のサッサマンのような学者であると想定した人物がいると述べている。

その人物であるのがギャヴィン・アンドレセン(Gavin Andresen)氏で、次のように語っていた。

彼は学者であり、おそらくポスドク(※博士研究員)であり、単に注目を集めたくない教授だと思います。

さらにサッサマンはビットコインの開発中、ベルギー滞在しており、サトシがヨーロッパでビットコインを開発していたという意見とも一致する。NEXTMONEYの特集記事「サトシ・ナカモトが最新調査で、ロンドン出身の可能性が浮上」で報じているように、サトシがロンドンでプロジェクトを作成していたことを示唆している。これについてもレオンは次のように語っている。

不思議なことに、レンはアメリカ人であるにもかかわらず、サトシとまったく同じイギリス英語を使用していました。

記事参照:Bitcoin.com 

サトシ・ナカモトが最新調査で、ロンドン出身の可能性が浮上

2020.11.26

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