ビットコインの日々の取引量は好調にスタート
現在、最大仮想通貨であるビットコイン(Bitcoin/BTC)の取引量が急増しており、80%を超える取引量が記録されており、この取引き量が意味するものは価格の回復なのか、多くが期待を込めて見守っている。
BTCは現在、も4,130,000円(28,900ドル)前後(※CoinMarketCap調べ)前後で停滞しており、これは仮想通貨およびデジタル資産がこのレベルで費やした最長期間の1つとなっている。この価格帯の狭さは、通常、現時点ではデジタル資産に対する関心が低いことを意味するが、ビットコインの日次取引高は、これが当てはまらない可能性を示唆している。
仮想通貨市場は新たな週に入り、時価総額でこの分野最大仮想通貨であるビットコインにとって明るいスタートとなった。2023年7月31日(月曜日)、BTCの日次取引高は82%の大幅な増加を記録し、同期間中の取引高は108億ドル(約1.5兆円)を超えた。
現在、これは一部仮想通貨のより大きな日次取引高と比較すると見劣りするものの、先週末に見られた鈍い勢いからは一歩前進している状況だ。さらに、この取引量の急増は投資家からの新たな関心を示している可能性があり、この関心がどこに変動するかによっては、仮想通貨にとって非常に良い影響を与える可能性があると予想されている。
ビットコインの場合、日次取引高の増加は、投資家がその時点で売買していることを意味している可能性があり、彼らが購入している場合、仮想通貨の回復を示している可能性がある。ただし、現在販売中の場合、この売り圧力はさらなる価格下落につながる事も予想されており、見極めが肝心だ。
CoinMarketCapより画像引用
BTC価格が31日の早朝にすでにわずかな回復を示していることを考えると、これは実際に資産にとって強気な可能性を示唆しているとみても良さそうだ。BTCはすでに29,600ドルまで上昇したが、その後下落た。しかし、29,300ドルのサポートを維持することは、強気派がまだかなりコントロールしていることを示唆している。
BTCは30,000ドルを超えられるのか
ビットコイン「Fear&Greed Index(恐怖&貪欲指数)」による現在のセンチメント分析を見ると、市場はさらなる反発に向けて準備が整っていることがわかる。
alternativeより画像引用
指数は完全に完璧なニュートラルスコアの50に位置しており、強気派がすぐに主導権を握り、BTC価格を再び3万ドル以上に押し上げるチャンスとなっている。ただし、インデックスが中立的な状態にあることが資産にとって良いことであるのと同様に、悪化する可能性もある。これは、強気派と弱気派が現在膠着(こうちゃく)状態にあり、どちらの側が最も圧力をかけるかに応じて、どちらのサイトも簡単にデジタル資産の価格を自分たちに有利に押し上げる可能性があるためだ。その様な状況にもかかわらず、31日のBTCのトレンドは弱気というよりはむしろ強気の勢いを示唆。これはこのレベルでさらなる調整よりも回復の可能性が高いことを意味している。