香港SFCがスポットビットコイン&イーサリアムETFを承認
2024年4月15日(月曜日)、香港SFC(香港証券先物事務監察委員会)の重要な動きとして、香港に本社を置くチャイナ・アセット・マネジメントは、投資家に仮想資産管理サービスを提供する承認を得たことを明らかにした。
Breaking: China Asset Management, Bosera Capital, HashKey Capital Limited, etc. announced that their applications for Bitcoin and Ethereum spot ETFs have been approved by the Hong Kong Securities and Futures Commission, allowing investors to directly use Bitcoin and Ethereum to… pic.twitter.com/R6VC9okbG7
— Wu Blockchain (@WuBlockchain) April 15, 2024
China Asset Management、Bosera Capital、HashKey Capital Limitedなどは、ビットコインとイーサリアムのスポットETFの申請が香港証券先物委員会に承認され、投資家がビットコインとイーサリアムを使って対応するETF株を直接申し込めるようになったと発表しました。
この承認を受けて、チャイナAMC(China Asset Management:チャイナ・アセット・マネジメント)は、投資家向けにスポットのビットコインとイーサリアムETF(上場投資信託)の導入準備を進めている。これは、彼らが香港だけをターゲットにするのではなく、中華圏、アジア太平洋、ヨーロッパ、米国にも目を向けていることを意味している。
戦略的パートナーシップを構築中
これを実現するためにチャイナAMCは、仮想資産業界の重要なプレーヤーである OSL Digital Securities Co., Ltd. および信頼できる保管機関である BOC International Prudential Trusteeship Ltd. と提携した。
両社は共同でビットコインとイーサリアムのスポットETFを展開し、従来の金融とデジタル資産業界間のギャップを埋める予定だ。チャイナAMCの親会社は中国のファンド業界の重鎮で、2023年12月時点で2,660億ドル(約41兆円)という巨額の資産を管理している企業だ。この強固な基盤により、同社は仮想資産管理のダイナミックな世界に足を踏み入れるのに有利な立場にある。
仮想通貨の大幅な下落によって特徴付けられた波乱の週末の後、仮想通貨の時価総額は回復し、過去24時間で5%近く上昇し、2兆5,300億ドル(約390兆円)となった。香港でのスポットETF承認のニュースを受けて、ビットコインとイーサリアムはともに上昇し、ビットコインは2.5%、イーサリアムは4.4%上昇した。
香港でのビットコインとイーサリアムのスポットETFの承認は、世界市場全体に波及効果をもたらすことが期待されており、この展開は、すでにビットコインの流通供給量の3%以上を吸収している米国拠点のスポットETFの火に油を注ぐことになる。
今週後半にビットコインの4度目の半減期が近づくにつれ、興奮が高まっている。人気仮想通貨アナリストのキャプテン・ファイビック(Captain Faibik)氏は、ビットコインがまもなく強気パターンから抜け出す瀬戸際にあると予測。さらに、地政学的な緊張、特に中東の紛争から生じる緊張は、ビットコインとデジタル資産にとってプラスの要因と見なされているだけに、今週の値動きに高い関心がよせられている。