NYDIG がSECにファイルを提出
仮想通貨にスポットを当てた金融サービス企業のNYDIG(ニューヨークデジタルインベストメントグループ)は、SEC(米国証券取引委員会)にS-1書類を提出した事が分かった。
NYDIGは、米国証券取引委員会に書類を提出し、新たにビットコインETF(ビットコイン上場投資信託)を立ち上げ、2月16日(火曜日)、SECにビットコインETFのフォームS-1登録届出書を提出。提出されたフォームS-1には、同ファンドのビットコインカストディアンとして、NYDIG Trust Company LLCが、承認参加者としてモルガン・スタンレー社の名前もリストされているとのことだ。
モルガン・スタンレー社は、ファンドの資産、需要と供給、および基礎となる市況を反映した価格で株式を一般に販売することが期待されている。株式は、NYSE(ニューヨーク証券取引所)で取引されることが分かっているが、ティッカーシンボルはまだ決定されていない。なお、提出されたフォームS-1には次のように記載されている。
トラストの投資目的は、ビットコインの価格のパフォーマンスからトラストの運営費を差し引いたものを反映することです。トラストは、ベンチマークまたはインデックスのパフォーマンスを反映しようとはしません。投資目的の達成を目指し、信託はビットコインを保有します。
NYDIGは、ビットコインのようなデジタル資産へのより制度的な露出を提供しようとしているため、仮想通貨市場で活発に活動している。2020年11月と12月に、同社は2つの別々の仮想通貨投資ファンドを通じ、1億5000万ドル、約158億円を調達している。NYDIGは、2018年にニューヨーク州金融サービス局からBitLicenseを付与されている。
NEXTMONEYの特集記事「オンタリオ州規制当局、Evolveを2番目のカナダのビットコインETFに承認」で報じているように、カナダは最近、北米で最初の上場ビットコインETFを承認し、機関投資家がデリバティブなしでBTC投資に直接アクセスできるようになったばかりだ。