NFT(非代替可能トークン)がイーサリアム会議でライトを浴びる

イーサリアム会議でNFTが注目

NFTは、過去数カ月にわたって勢いを増しているが、先週、イーサリアムDenverイベントでは、新たなプロジェクトが紹介された。

今年のETHDenverイベントは、2月5日から12日まで開催され、COVID-19のパンデミックの影響を受け、オンライン開催となった。それでも今年はNFTが大流行しており、業界のデータプロバイダーであるDeFiPrimeは、注目を集めているものを調査しているとのことだ。

ハッカソン(※1)はイーサリアムコミュニティをまとめ、開発者が新しいプロジェクトを紹介できるようにし、その一部は最終的にイーサリアムエコシステムに統合されるとのこと。

(※1)ハッカソン(hackathon)とは、セキュリティ突破を意味する“ハック(Hack)”と、“マラソン(Marathon)”から誕生した造語と言われており、ハッカソンとは、ソフトウェア開発分野のプログラマー、設計及び開発者らが、短期間に集中作業を行うイベントを指している。

市場とユーザーにインパクトを与えるNFT

NTFはデジタル資産であり、通常、検証可能なデジタル希少性を生み出すイーサリアムERC-721標準で発行される。

Masterfileは、デジタル著作権管理をNFTに結び付け、著作権侵害から保護する新しいプラットフォームだが、そのネイティブMFTトークンはデジタル著作権管理(DRM)に焦点を合わせており、チームは許可ベースのNFTエクスペリエンスを可能にすることを望んでいるという。さらにもう1つ、興味深いプラットフォームが、DAOのNFTeaRoomだ。現在、OpenSeaやRaribleなど、いくつかの異なる市場があるものの、正確な価格情報を提供するプラットフォームはない。

HEATDEXプラットフォームは、人気NFTの誇大広告と社会的感情を追跡することを目的としており、デジタルアートの世界で何がホットで何がホットではないかを判断できる側面もある。今回1週間に渡って開催されたイベントで、多数のバグ報奨金やコンテストの受賞者には、複数の賞が授与されている。

NEXTMONEYの特集記事「MicrosoftとEnjin、クロスプラットフォームのカスタムNFTをMinecraftに導入」や、「Youtuberローガン・ポール、NFTアートワークの限定版をリリース」、「Sweet、Bitcoin.comと提携で大規模NFTソリューションを発表」などでも報じているように、今、市場ではNFTへ熱い視線が送られている。プロジェクトや提案の多くはデジタルダストに消えていく可能性があるものの、1つか2つは、進化し続ける仮想通貨とDeFiの世界で次の大きなものになる可能性があり、まだまだ目が離せそうにない。

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