BitMEXと創設者、マネロン&相場操作とは別の訴訟に直面

再びBitMEX(ビットメックス)が訴訟問題に直面

現在裁判を抱えている仮想通貨取引所BitMEXとその創設者が、ゆすりやマネーロンダリング(資金洗浄)および相場操作を主張した別の訴訟に直面している。

ルーマニアのブカレスト在住のポーン・ガブリエル・ラズヴァン(Paun Gabriel Razvan)は、12日(金曜)、カリフォルニア北部地区裁判所に訴訟を起こした。BitMEXの運営者であるHDR Global Trading Limited社と、取引所の創設者であるアーサー・ヘイズ(Arthur Hayes)、ベン・デロ(Ben Delo)、サムエル・リード(Samuel Reed)らが、数十億ドルの違法な利益をもたらしたラケット活動に従事し、促進したと主張している。

訴状は、ロシアのモスクワ在住の原告ドミトリー・ドルゴフ(DmitryDolgov)氏によってBitMEXと創設者に対して同様の訴訟を起こしてから1カ月後に起こしている。ドルゴフ氏とラズヴァン氏はどちらも同じ弁護士であるコンセンサス法のパーベル・ポゴディン(PavelPogodin)弁護士が担当している。

ポゴディン弁護士は、自身や仮想通貨セクターの他の人々に対し偽の主張を続けていると、BitMEXのスポークスマンは本日TheBlockに次のように語った。

以前も言ったように、残念ながら、ポゴディン氏はパテントトロール(※1)のように行動し、インターネットから選別された情報に基づいて、私たちに対してコピーアンドペーストの苦情を申し立てている。私たちは通常の訴訟プロセスを通じてこれに対処し、裁判所が彼らが何者であるかについて理解すると確信している。

(※1)パテント・トロールとは、自らが保有する特許権を侵害している疑いのある者に特許権を行使し、巨額の賠償金やライセンス料を得ようとする者を指す英語の蔑称の事。

新たな訴訟は197ページにも及ぶ訴状で提出されており、被告は顧客(KYC)またはマネーロンダリング防止(AML)の要件を回避し、“誰からも無制限の資金を、1つの質問もせずに”受け入れたと主張している。これらの監視欠如により、ハッカー、脱税者、マネーロンダラー、密輸業者、麻薬の売人は皆、BitMEXプラットフォームに群がったと訴状で主張している。

ラズヴァン氏の訴訟は、BitMEXは内部トレーディングデスクを介して間接的に市場操作とマネーロンダリングに直接参加し、金銭的利益を得ていると主張し、これがどのように発生するかの具体例を説明している。

訴状の詳細

訴状によると、マネーロンダラー(被告)は2つの取引所口座を開設。BitMEXがインデックス価格を計算するために使用する取引所のヘルパー口座(Coinbase Pro、Kraken、BitStamp)とBitMEXの勝者口座だと説明している。マネーロンダラーは、BitMEXで大規模なレバレッジデリバティブポジションに入り、すぐにヘルパーアカウントから最大のスリッページで成行注文を実行し、インデックス価格を有利な方向に動かしている。

ラズヴァン氏は、裁判で証明される量の“重大な損害賠償”を被ったと主張しており、原告は財産の損失を被っており、実際に受けた損害賠償額の3倍、訴訟費用、および合理的な弁護士費用を求めている。

BitMEXと創設者は、NEXTMONEY10月2日付けの特集記事「マネーロンダリング違反で、BitMEXを民事訴訟の提起と刑事告発へ」で報じたように、米国政府による2件の訴訟にも見舞われている。さらに同社は、「訴訟:BitMEX当局者が調査を知りながら、4.4億ドルを「略奪」したと主張」で報じた様に、進行中の調査と民事および刑事告発に関する情報を受け取った後、460億円以上を略奪したとして民事訴訟の定義がなされるなど、複数の訴訟問題を抱えている。

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